1. 2020/11/30(月) 13:06:03
――高知さんご自身も、その方々の赤裸々な告白に「救われている」と?
「そうです。その文章を見て僕も共感し、何か感じることもある。例えば僕も自死遺族なので、芸能界での自死報道などが出ると、辛さがフラッシュバックします。そういう時、僕なんかは『余計な声をかけず放っておいてくれよ』とか『今は苦しいから本格的にSOSを出すまで待ってよ』とか思ってしまうんです」
――でも報道は加熱していく…。
「ええ。悲しさは見守ってくれているだけでありがたいと思うんです。自死報道が過剰になった時、そういったコメントも寄せました。するとフォロワーさんたちから『実は僕も自死遺族で…』との告白が。抱えた思いをさらけ出し、その結果、僕ひとりじゃない、私ひとりじゃないと思えると、人は楽になっていく。最近そんな“場”に僕のアカウントがなれているようで、うれしいですね」
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想いを赤裸々に紡ぐ高知東生のTwitterが反響を呼んでいる。2016年に覚醒剤と大麻所持の容疑で逮捕され、懲役2年執行猶予4年の判決を。そして今年9月、ついにその執行猶予が満了となった。その間、高知は薬物逮捕の報道や、芸能人の自死についてまっすぐな想いをツイート。自叙伝『生き直す』(青志社)では自身が任侠の大物親分の息子であったこと、母が愛人だったこと、その母が17歳の時に自死したことなども明かしている。…