1. 2020/08/26(水) 16:27:12
<以下抜粋>
〔1〕あくまで目安
術前の説明の際に伝える時間は、一般的には過去の症例から導かれた平均的な数値です。あくまで目安ですから、予想以上に時間がかかることもしばしばあります。
〔2〕「難易度」と必ずしも相関せず
手術の中には、1時間以内の短いものもあれば、10時間や15時間といった長時間にわたるものもあり、大きな幅があります。10時間や15時間かかる手術となると、「かなり大変そうだ」「難しそうだ」と思われる患者さんは多いでしょう。一方で、1時間程度の短めの手術に対し、「簡単そうな手術だ」と感じる患者さんも少なからずいます。
しかし、たとえ短い時間の手術であっても、必ずしも「難易度が低くリスクも小さい手術だ」とは限りません。あくまで「工程が少ない」のであって、短い手術でも大きなリスクをはらむものはあるからです。
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患者さんとご家族に手術の内容について説明する時、ほぼ必ず聞かれるのが「どのくらい時間がかかるか」です。ご家族の方は手術の間、待合室で待っていなければなりません。1日の予定を立てる上でも、大体の目安を知っておきたいと思うのは当然でしょう。(略)手術時間については、ぜひ知っておいていただきたいことが二つあります。