1. 2020/05/06(水) 08:39:52
──日本ではまだなじみの薄いプラスサイズモデル。どのような仕事ですか?
藤井:通常より大きなサイズの服を着るモデルです。アメリカでは多くのモデルが活躍しています。でも、日本にいるときは、自分がモデルをするなんて想像もしなかったんです。中学生のときにいじめにあって、引きこもって太ったんです。それからデブとかブスと言われ続け、外見にコンプレックスがありましたから。ただ、アメリカに来たら、外見のことを言われなくなったんです。自尊心が少しずつ回復してきたんでしょうね。友人に薦められて始めてみると、これは、自分のやりたかったことだと思いました。
──プラスサイズモデルをされることで、どう変わりましたか?
藤井:自分の体型が評価されることで、自信を持てるようになりました。アジア人のプラスサイズモデルは少ないので、強みにもなっています。インスタで写真を発表して、フォロワーが増えたのも嬉しいことです。役者の仕事にもつながっています。
私は、美というのは、自分が心地よくあることだと思っているんです。だから、痩せたい人はそうしたらいいし、でも、痩せているだけが美しいわけでもないと思う。私はアメリカの派手なメイクが好きなんですが、化粧をしている美しさも、していない美しさもある。どんな体型の人だって、好きな服を着ていいんです。自分が、自分らしさと折り合いをつけることが、美しさと言ってもいいかもしれません。
出典:www.news-postseven.com
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「美の基準を広げていきたい」。そう話すのは、ハリウッドで俳優、モデル、コメディアンとして活動している藤井美穂さん(26歳)。日本で俳優を目指すものの、自分の外見では活躍の場がないと考え、英語が全く話せない状態でアメリカに渡って6年。163センチ、80キロという身体を活かしてプラスサイズモデルを始め、外見的なコンプレックスを克服した。最近はインフルエンサーとしての活動にも力を入れている。世界中にフォロワーを持つ藤井さんに、日本のルッキズムや笑いについて聞いた。