1. 2019/09/12(木) 00:57:33
「3分の2くらいの患者さんはSSRIで症状が軽快します。なかなか薬が効かない場合は、カウンセリング治療を重ね、様子を見ます。すると、大抵の人が心の奥底に抱える“物語”に悩んでいる。たとえば姉妹が美人で、幼いころから比べられて辛い思いをしてきた、など。そういうときは『あなただっておきれいだと思いますよ。でも、妹さんほどじゃなかった。だから傷ついたんですよね。その痛みが“自分は醜い”という誤解を生んでいるだけ。自分で誤解を解かないと、何回手術しても心の傷は癒えませんよ』と話します」
社会不安障害のひとつ、対人恐怖が症状の背後に潜んでいるケースもある。その場合は、まず認知のゆがみに気づいてもらう。
「みんなはあなたを醜いなどと思っていない。あなたが自分を醜いと信じているから、他人がそう思っているように感じるだけ」と説得する。
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誰しも多かれ少なかれ、見た目へのコンプレックスはあるだろう。だが、ごくふつう、あるいは人並み以上の容姿であるにもかかわらず、日常生活に支障をきたすほど劣等感に苦しんでいるとしたら、治療が必要かもしれない。「40代の妻は家事もろくにせず、暇さえあれば美容家電で肌のお手入れをしています。いい加減あきれていたところ、たまたまクレジットカードの明細書を見つけ、美容整形クリニックに多額のお金をつぎ込んでいることがわかりました」