1. 2014/11/05(水) 10:36:42
「8月25日発売の『週刊現代』(講談社)で、サントリーから角ハイボールに関する2ページのカラー広告の出稿があった。しかし、この広告の次ページから、『我が社に伝わる秘宝』とのカラー企画を掲載したのだが、この中でニッカを大きく2ページにわたって取り上げ、写真も大きく掲載した。事実上、ニッカのPRと受け取られても仕方のない構成だったのだが、これがサントリーの逆鱗に触れてしまった」
問題のカラー企画記事は、竹鶴を「ウイスキーの父」、ニッカを「ジャパニーズウイスキーの原点」とたたえ、「竹鶴夫妻はNHKの朝ドラ『マッサン』のモデル」と紹介している。「日本で最初にウイスキーを生み出したのは、大阪で前身の『寿屋』を立ち上げ、竹鶴を一時丁稚奉公させていた鳥井信治郎である――という自負のあるサントリーにしてみれば、到底容認できる内容ではない」(広告業界関係者)。しかも自社が出稿した広告の隣に面当てのようにニッカのPR記事が並べられ、サントリーは黙っていなかった。
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ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝と妻リタをモデルにしたNHK連続テレビ小説『マッサン』の放送が9月29日から始まったが、ニッカのライバルであるサントリーホールディングスが「異常に神経を尖らせている」(マスコミ業界関係者)との噂でもちきりだ。「すでに広告掲載をめぐって講談社と激しい“場外戦”を繰り広げている」(同)というから、メディア各社は『マッサン』の扱いに苦慮することになりそうである。