1. 2014/09/17(水) 20:12:02
「誰か泊めて」と希望した家出少女を自宅に連れ込み逮捕――なぜ「誘拐」になるのか?|弁護士ドットコムニュース
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「泊めてと言われたから、泊めたんです」。そんな言い訳は通用しないのか――。家出中の中学1年の女子生徒を自宅に連れ込んだとして、警視庁は8月末、東京都内の男性会社員(24)を未成年者誘拐の疑いで逮捕した。報道によると、2人は出会い系サイトを通じて接点を持ったという。男性会社員は、女子生徒の「誰か泊めて」の書き込みに応じて、女子生徒と待ち合わせ、自宅に連れ込んだ疑いがもたれている。「泊まっていかないか。着替えを買ってやろう」などと誘ったという。「泊めて」と書き込んだ女子生徒の頼みに応じることが、なぜ「誘拐」容疑になるのだろうか。仮に、下心なく善意から泊めた場合でも、問答無用で「誘拐」になってしまう
「『誘拐』とは、相手をだます『欺罔』や、誘い出す『誘惑』などの手段によって、被害者を自分の支配領域――たとえば犯人宅やホテル――に置くことです。
たとえば、ウソをついて少女をだまし、自分の家に来させた場合は『欺罔』による誘拐となります。言葉巧みに少女に気に入られるようなことを言って、自分の家に来させた場合には『誘惑』による誘拐となります」
「本当に少女のことを心配したのであれば、自宅に呼ばなくても、警察の協力を得るなど他の適切な手段が考えられるからです。
そうすると、『未成年者誘拐罪』による逮捕という警察の対応も、不当とはいえないと思います。『少女にも責任がある』と非難する前に、少女を泊めた男性の、大人としての無責任な行動が非難されるべきでしょう」
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出典:www.bengo4.com