1. 2019/02/10(日) 13:42:07
フローレンスの赤坂緑さんは、病児保育の必要性について、次のように話す。
「0~1歳の頃は平熱も高く、少しでも体調が悪いとすぐに37.5℃を超えてしまいます。その度に仕事を休むのはとても難しい。上司や同僚の理解が得られなかったり、仕事の都合でどうしても休めなかったりすると思います。しかも兄弟や姉妹でうつし合うと1~2週間も働けないということになりかねません。派遣社員の場合は、休みが多くて契約を更新してもらえなかったり、時給で働いているため、収入が減ってしまったりすることもあるでしょう」
現在、病気の子どもを預かってくれる施設は都内に146か所しかない。どの施設も定員は4~10人程で、都内の子どもの数と比べるとあまりにも少ない。
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仕事と子育てを両立するため、子どもを保育園に預ける親は多い。しかし子どもが37.5℃以上の熱を出すと、保育園に預けられなくなってしまう。近くに頼れる親戚がいなければ、夫婦のどちらかが仕事を休んで子どもの面倒を見なければならない。そうした問題の解決に向け、認定NPO法人フローレンスは、病気の子どもを受け入れる「病児保育室フローレンス豊洲」(東京都江東区)を今年1月に開設した。有楽町線もしくはゆりかもめの「豊洲駅」から徒歩1分に位置し、2月4日時点で利用登録者数は500人以上に上るという。