1. 2018/11/06(火) 20:39:41
サスペンスドラマで性の目覚めを迎えた栗田被告は“意識のない女性の髪の毛”に興奮するようになった。
「頭で女の子の死体を想像するの。テレビは、サスペンスドラマを録画して、それで死ぬシーンだけスローで再生して。そして『擦り付け』る。そうしないと快感を得られなかった」
高校生のころからは外でも「擦り付け」を始めた。電車のドア近くに立ち、座席に座る女性の髪の毛や手を触るという方法だ。
「やり方とか、快感とか知ってるから、そりゃやるよね。やんないって、断言できない。コトの始まりは5歳からだから。ここ(拘置所)にいるからやれないんであって、外は自由だから、やるでしょ。だから俺は管理されたところにいないとダメなの」
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刑法犯の検挙人員が年々減少を続ける一方、再犯者率の上昇が問題視されている。なかでも注目されているのが性犯罪者の再犯である。平成27年版犯罪白書によれば、再犯者の中でも性犯罪を繰り返す者の割合は67.4%と高い。性犯罪の再犯については、刑務所内での認知行動療法に基づく指導の強化や出所後の医療行為による治療などが議論されているが、まだ効果的な対策は確立されていない。11月6日、横浜地裁で、電車内で寝込んだ女性を自宅アパートに連れ込んで監禁した罪などで懲役15年の判決を受けた男が、接見を重ねたフリーライターの高橋ユキ氏に語っていた言葉からは、対策の難しさが浮き彫りになる。高橋氏がリポートする。