1. 2018/09/02(日) 08:46:39
太った娘は言った。「ガールズちゃんねるは世界で最もサティスフィケイトされた掲示板の一つなの。朝起きるとまずガールズちゃんねるを開く。それはもう私の体にプログラムされた事なの。毎朝決まって二つの卵を産む雌鶏みたいに。ねぇ、私の言ってることわかる?そのことは好む好まざるにかかわらず、必要なことなの。腕の良いピアニストに優秀な調律師が必要なように。そういうのってとても素敵だと思わない?」
僕は言った。
「わからないな。」
二人の間に密度の濃い沈黙が降りた。僕が口を開くと彼女の顔に張り付いた微笑みは消えてしまうだろう。野の花に光る朝露のように。あるいは明け方の星のように。
そうするのは実に簡単なことだ。医者の嫁か、何不自由ない専業主婦を演じれば良い。それも、奔放な少女時代を過ごし、何人もの男性と交際後、適齢期にハイスペックな男性と結婚した女性を。
ながくてすみません。
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