1. 2014/06/21(土) 20:56:27
あらためて歌詞を検索して読んでみると、なるほどその出だしからして、〈万歳!万歳!日本晴れ 列島草いきれ 天晴〉と右寄りの人に好まれそうな単語の羅列になっている。〈この地球上で いちばん 混じり気ない気高い青〉という箇所も、サムライブルーに過剰な意味づけをしている。
後半に出てくる〈淡い死の匂い〉や〈あの世へ持って行くさ〉という表現に対しては、「神風特攻隊を連想させられる」と危険視する声がある。私にはそこまでの連想力がないけれども、安倍政権下での日本の右傾化を心配している人がそのように警戒するのは理解できる。
(中略)
シンガーソングライターの椎名林檎が、どういう気持ちと事情で歌詞を書いたのかは知らない。ひさしくヒット曲から遠ざかっているので、実はちょっとした炎上商法を仕掛けたのかもしれない。いや、そもそもインテリ好みのブンガクっぽい言葉遊びを得意とする作詞家でもあるから、このたびのテイストは三島由紀夫でいくかな、くらいの軽いノリだったのかもしれない。
出典:i1.ytimg.com
椎名林檎 - 『NIPPON』 - YouTube
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椎名林檎 ニューシングル「NIPPON」 2014NHKサッカーテーマ 2014年6月11日発売 Universal Music Storeはこちら http://po.st/vumsringon iTunes StoreでのDLはこちら http://po.st/itunesringon
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NHKがW杯テーマ曲に選んだ椎名林檎の歌が賛否両論を呼んでいる。あなたはどう思う? コラムニスト・オバタカズユキが切り込む。椎名林檎が歌うNHKのW杯放送テーマソング『NIPPON』。初めて聞いたときに、「場違いな気がする」と違和感を覚えた。その後、テレビで何度曲が流れても耳になじまない。で、みんなはどうなんだろうとネットの反応をチェックしたら、まさに賛否両論が渦巻いていた。曲の歌詞が右翼的かどうかをめぐって、だ。