1. 2017/07/10(月) 18:55:56
市は9日、空調のある施設への移転を決めたが、移転先は十数キロ離れている。「遠すぎる」として移ったのは9人にとどまった。「暑いけど地区の仲間と一緒にいたい」。被災者の山本史郎さん(60)は話した。
日田市では施設周辺への土砂災害の恐れから、避難所を次々と変更するケースも。会社員の中山博さん(57)は避難所を3回移った。「何度も移転して疲れている人もいる。もう遠くに行きたくない」
出典:www.nishinippon.co.jp
「夜は、あちこちで声がするし、人の出入りがあるから寝られない」。
朝倉市の避難者は約1100人に上る。
避難所を巡回し、住民の体調を管理している同市の土井巧保健師は「不安から血圧が高くなり、眠れない人が多い。エコノミークラス症候群や食中毒、熱中症に気をつけなければならない」と表情を引き締めた。
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記録的な豪雨で約20人が亡くなり、なおも安否不明者の捜索が続く福岡、大分両県の被災地。家を流されるなどした1800人以上が避難生活を余儀なくされ、断続的に襲う大雨や高温が体力を弱らせている。避難所が転々と変わったり、集落が孤立したままだったりするケースもある。「いつまで続くのか」。豪雨から5日目。被災者は疲労の色を濃くしている。 「まるで蒸し風呂のようだ」。39世帯約70人が避難する大分県日田市清水町の三和小学校体育館で、険しい表情の住民たちが漏らした。同体育館には空調設備がなく、室内温度は30度以上。8日には暑さで80代の男女2人が熱中症の症状を訴え、治療を受けた。