1. 2017/07/02(日) 16:14:56
■夏クール注目作の脚本家をチェック①安達奈緒子『コードブルー』(フジ)
シーズン1、2を担当した林宏司(代表作に『医龍』など)からシーズン3は安達奈緒子に(なぜか)チェンジ。
安達は『大切なことはすべて君が教えてくれた』で連ドラデビューした後、『失恋ショコラティエ』『リッチマン、プアウーマン』などを、フジテレビ系の作品を多く担当してきている。
後者の2作品はそれなりにファンもいると思われるが、懸念材料は1月クールに放送されていた『大貧乏』。放送中から風化してゆき、このご時世にあってDVD化されていない大爆死作品なのだ。
(公式サイトの「メッセージ」ではDVD化を熱望する声が週に1個程度寄せられている)
②遊川和彦『過保護のカホコ』(日テレ)
『女王の教室』『家政婦のミタ』(ともに日本テレビ系)など、大ヒット作を多く生み出してきたベテランの遊川和彦。その一方で朝ドラ『純と愛』(NHK)での鬱すぎる展開が朝ドラファンから不評に。
③渡辺千穂『ウチの夫は仕事ができない』(日テレ)
『泣かないと決めた日』『ファーストクラス』(ともにフジテレビ系)で評価される一方、朝ドラ『べっぴんさん』では「暗すぎる」との評価も多く、同枠の次の作品『ひよっこ』のスタートダッシュ失敗の原因と指摘されたことも。
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ドラマ不況が声高に叫ばれる昨今だが、数字も人気も獲得してしまうドラマ、というのも決してゼロではない。そんな人気作の裏に必ずいるのが優れた脚本家の存在だ。 大河ドラマ『真田丸』の三谷幸喜や朝ドラ『あまちゃん』宮藤官九郎のことは、今や多くの人が知っているだろうし、『逃げ恥』の野木亜紀子は『図書館戦争』シリーズや『重版出来!』(TBS系)など、今やマンガ原作モノのトップランナーである。 オリジナルや原作モノを問わず、その力量が作品に大きく反映される脚本家というお仕事。裏方の印象が強く、視聴者が意識することも少なそうに思えるが、果たして実際のところはどうなのか。