寒いけど、ホラーを語りたい！

[103. 匿名]

昨年会社の忘年会の日、終電を逃してしまい
家の最寄り駅まで2駅だったのと、お金ももったいないので歩いて帰ることにしました。
でも、しばらく歩いていると急に眠くなったのと早く帰りたい思いから本来だったら絶対通らない近道をすることにしました。
その近道のルートは心霊スポットで有名な霊園を通らなければならなかったのですが
酔っ払っていたのであまり恐怖心がなかったのと早く帰って寝たい思いが勝り意を決して通ることにしました。
しかし、いざ通ってみると人も車もいないし街灯も妙に薄暗い感じました。
やっと中間をすぎたあたりでタクシーが来て私を1mほど追い越したところで止まり、後部座席の扉が開きました。
こんなところで降りる人なんているんだな…と思いながらタクシーを追い越すと，2回後ろからクラクションを鳴らされたので
振り向くとタクシーのおじさんから「お嬢ちゃん大丈夫？」と聞かれました。
意味がわからなくて降りてきたおじさんから話を聞くと
私の横にもう1人一緒に女の子が歩いていて
その子が振り返って手を挙げたから止まったんだけど、タクシーを追い越して行ったので悪ふざけかと思いもう一度見ると一緒に歩いていたはずの子がいなくなってたから話しかけたと言われました。
その話を聞いた瞬間怖くなって泣いてしまいました。
タクシーのおじさんがご厚意で家まで送ってくれたのですが
そこの霊園はタクシー業界でも有名でよく1人で女の人が立っていてタクシーを止めるそうです。
それ以来夜は通ってません。