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1. 匿名 2016/11/23(水) 14:49:07
・長周期地震動について気象庁は、「比較的規模の大きな地震で生じる、ゆっくりとした大きな揺れ」と定義している。高層ビルを長時間、大きく揺らすため、特に高層階では室内の家具が移動・転倒するといった被害が生じる恐れがある。
・気象庁では長周期地震動を4つの階級に分けている。「人体の体感・行動」という項目を見ると、次のようになる。
(1)階級1:室内にいたほとんどの人が揺れを感じる。驚く人もいる。
(2)階級2:室内で大きな揺れを感じ、物につかまりたいと感じる。物につかまらないと歩くことが難しいなど、行動に支障を感じる。
(3)階級3:立っていることが困難になる。
(4)階級4:立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされる。
・すでに余震が頻発しているが、今後比較的大きな地震が続くと、マンション高層階の住民はそのたびに体調不安に襲われるかもしれない。それがエスカレートすると、実際は地震が起きていないのに常に体が揺れているように錯覚する「地震酔い」に陥る恐れがある。
・通常は地震直後から数分、長くても2日程度で治まるが、余震が立て続けに発生する状況だと「酔った状態」がそのまま続いてしまうという。頭痛や吐き気といった症状が出て、しかも治まる気配がなければ早めに医療機関で診察を受けた方がよい。+104
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福島県沖を震源とするマグニチュード(M)7.3の地震が2016年11月22日早朝に起きた。午前6時前だったため、自宅にいた人も多かったはずだ。大きな揺れを観測した首都圏では、特に高層マンション住民の健康への影響が懸念される。キーワードは「長周期地震動」だ。