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295. 匿名 2016/09/05(月) 21:24:42
>>291
うん、物語としては興味深いんだけど。
主人公が旅の途中で自分を振り返り反省し、心を入れ替えようとしたけど家に帰れば元の自分に戻っただけだった。
変われるチャンスだったのに彼女はそれをしなかったと、最後は作者の問題提起の形で終わっている。それに自分を投影しちゃうんだよね。あの時こう考えたのに今も同じじゃんって自責の念に捕らわれたわけです。
だけどよくよく考えたら人間なんてそう簡単に変われるもんじゃないって、アガサの言わんとする裏の意味があったのかなとか、楽で都合の良い解釈をし始める自分がいました。
読み手によって感想はいろいろだと思います。
春にして君を離れ。興味の湧いた方は是非御一読を。なお自分はアガサのミステリーの大ファンです。長文失礼いたしました。+5
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