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1. 匿名 2016/08/27(土) 18:35:56
「本来、加害者家族は責められる対象ではなく、むしろ支援が必要な人たちです。欧米では加害者家族を“Hidden Victim(隠れた被害者)”と呼び、その責任を追求することはありません」
「親と子はそれぞれまったく別個の、独立した人格を持った人間である、という考えが根付いている欧米に対し、日本では加害者とその家族が同一視される傾向が強いです。家族に対して『犯罪者の血が流れている』といった言い方をするのを聞いたことがある人もいるでしょう。それによって罪を犯した当人は刑務所のなかで守られ、社会にいる家族が排除の対象になるという歪んだ現象が起きます」
■育て方が悪かったのではないかと自責
「でも実際には、多くの性犯罪加害の背景に、生まれ育った家族からの影響はそれほど大きくないことがわかっています。性虐待を受けていたなど、生育歴が影響しているケースもないわけではないのですが、多くの加害者は『学習された行動』として性犯罪を行い、くり返し、そしてスキルアップしていきます」
加害者のなかで性犯罪への動機が芽吹き、本人がそれを育て、何かきっかけがあれば行動化して女性への性暴力となって表れる。この過程において、家族はほとんど関与していない。+1722
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「何かの間違いではないのか」 家族が性犯罪で逮捕されたと連絡を受けたとき、たいていの人はこう思うという。女優・高畑淳子さんも一報を聞いたときの心境を、「なんのことか、最初は正直よくわからなかった」と振り返る。 彼女の長男は、宿泊先のホテルで従業員の女性に性的暴行を加えて怪我を負わせたとして、今月23日、強姦致傷の疑いで逮捕された。それを受けて彼女は25日に長男が拘留されている群馬・前橋署を訪れ、待ち構えていた報道陣の前で深々と頭を下げ、「申し訳ございません」と謝罪している。翌26日には謝罪会見を行い、あらためて謝罪の言葉をくり返した。日本では加害者と家族が同一視されがち