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82. 匿名 2016/06/29(水) 12:52:52
ガル子はジャズに夢中だった。
ジャズのレコードコレクターであり、毎晩暖炉の前に置かれている年代物である友人から譲り受けたロッキングチェアに座りお気に入りの一枚に針を落とし、薄明かりの中でガールズチャンネルに目を通すのが日課だった。来る日も来る日もトピックを出してみるものの…ガル子ため息をつく。
これでナッツをどれだけ食べ尽くしたことか。そしてキッチンへ向かい昔の彼女と選んだアンティークの棚をそっと開けナッツの袋を取り出した。あと一袋か…とポツリと呟く。また買い足しておかねば。ナッツはガル子にとってなくてはならない恋人なのだ。
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