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183. 匿名 2016/07/01(金) 18:46:09
平日の午後、仕事が一段落した。
僕は、テラスのウッドチェアに座り、ノートPCでガールズチャンネルを始めた。
「ポークビッツさん、こんにちは」
突然、庭先からガル美が現れた。
彼女は、近所に住む19歳の無職少女で、こうして、僕の家の庭に度々やってくる。
「そのニックネーム、やめてくれないか?」
「だっておじさんの本名知らないもの」
「教えても君は覚えようとしないだろ」
「それもそうね」
ガル美は、細い指でバージニアスリムを一本取り出し、無造作に取り出した100円ライターで火をつけ、美味しそうに吸いだした。
「ポークビッツさんも吸う?」
「いや、いい」
僕は、ポケットからレモンドロップを一粒取り出し、口に放り込んだ。
「君もタバコはやめた方がいい」
「ポークビッツさんがガールズチャンネルをやめられるんならね」
僕はそれ以上何も言わず、ガールズチャンネルに取り掛かった。+16
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