「あれはそういう事だったのか…」と後から気づいた事
344コメント2016/06/02(木) 09:56
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243. 匿名 2016/05/30(月) 23:51:18
>>237
スポーツ報知を読んでいると、国語力が下がる気がしませんか?(煽りではなく)
※スポーツ報知風に1を書くと、こんな感じ↓になります。
暑い夏だった。
救急車のサイレンが近づく。
彼氏の家。
そこから、救急隊員に、運び出された。
「大丈夫か?大丈夫か?」
何度も、彼氏は聞いた。
初めて見る表情が、そこにはあった。
「お前が、心配でたまらない」と。
息苦しいのは事実だった。
申し訳なさもある。
「これくらいで、救急車を呼んでよかったのか?」
そんな張り詰めた気持ちが、彼氏の声で、融けた。
涙が、止まらない。
無言で泣きだした私を、奇妙に思ったのだろうか。
救急隊員の男が、尋ねた。
「どうして、泣いているんですか?」
責めるような声。
険しい表情。
何故、責められるのか。
分からない。
「いい大人が、泣いたりするから、
呆れたのかな」
絞り出した答えは、それしかなかった。
あれから10年が、経つ。
あの彼氏も、いまや私の夫だ。
幸せな家庭生活の中で、ふと気づくことがある。
あの時の救急隊員の、気持ち。
責められている、と感じた。
「呆れているのでは?」と。
だが、それは違う。
マンションの一室で倒れた女。
女に声をかける、男。
二人の関係は、分からない。
そして、男に声をかけられた女の、涙。
救急隊員は、数多くの事件に、関わって来たはずだ。
女の涙は、嬉し涙とは限らない。
時には、声に出せない、SOS。
それを、聞き逃すまいとしたのかもしれない。
「10年ごしの、真相解明、だね」
長嶋さんなら、きっとそう言うはずだ。
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