-
538. 匿名 2016/03/12(土) 22:05:54
書籍『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』より、一部抜粋
「いい人の条件をよくよく聞いてみると、結局、自分にとってもっともっと都合がいい人、
自分がどうなっても将来の不安を一切抱かせない人のことを指している場合があります。
わかります。私たちアラフォー未婚のプロたちも、
アラサーと呼ばれた時代にそれをやり続けたクチですから。
まだやってる猛者もいますよ! 今日も未確認生命体を、探し続けています。
当時の私たちの大きな失敗は、不安定な自分の城から、
男の安定した城に移り住みたいと考えていたことです。
結婚とは、不安定な城を持つ者同士が、一緒に自分たちの城を作っていくことなのだと知ったのは、
年を追うごとに充足していく既婚カップルを見たときでした。
当時の私たちは、20代で早々に結婚を決めた女を見ては「あの男が旦那じゃ頼りないねぇ〜」と
なにさま目線で語っていました。
しかし振り返れば、彼女たちは現状の彼が完璧じゃないこともわかっていたし、
それでもある程度は充足していたのでしょう。不足だらけの自分たちを当然のこととして受け止め、
それでも一生一緒にいようと誓いを立てたのです。
あのとき結婚を決めた女たちは脇が甘いのではなく、私たち未婚のプロのように
「のしを付けてすぐ納品できるような状態の男にならないと、結婚できない!」などという
不遜な意識がなかったのですね。」+10
-5
削除すべき不適切なコメントとして通報しますか?
いいえ
通報する