-
1113. 匿名 2016/02/29(月) 09:20:19
日本人の性道徳
人間には性道徳(性規制)が必要である。 それは、人間が常に発情出来る状態にあり、自由に振舞わせると社会秩序が成り立たなくなるからである。
西欧と日本では日本の方が規制が厳しい。 日本人は奥ゆかしいので、西欧人の様に公衆に面前でキスをしたり抱き合ったりしない。 万葉時代の日本には恋愛感情を赤裸々に読み込んだ和歌が多い。 愛情の表現が今よりも自由で、直接的であった。 日頃の男女の交際もかなり自由であったと言われている。 昔は「通い婚」と言って男性が妻の家に通い、普段は別居していた。 戦国時代を経て、300年の平和な時代が続いた江戸時代になると、儒教の教えの影響を受けて、性道徳は厳しくなった。「男女3歳にして席を同じうせず」とされた。 しかし、吉原などの遊郭は公認され、規制緩和地帯を作って性の自由を承認していた。 西洋人も舌を巻く様な「春画」も多く出回った。 武士や商人で金のあるものが正妻と複数の妾を持つことは公認されていた。
敗戦後の日本は次第にアメリカナイズされ、昭和32年には公娼制度が廃止され、学校では男女共学制が施行され、学生達は自由恋愛を楽しみ、結婚も見合いより恋愛結婚が主流となって来た。 また、一夫一婦制が建前とされた。 しかし、儒教の影響は未だに強く尾を引いている。+1
-14
削除すべき不適切なコメントとして通報しますか?
いいえ
通報する