-
5154. 匿名 2025/11/06(木) 21:38:47
>>5153
⚠️解釈違い ⚠️微🐚 ⚠️闇
⚠️地雷が無く本当に何でも許せる方のみ
🌫️境界の舞姫 ✿ 最終話
ふと、胸の奥に温かな記憶が去来する。
見守ってくれた眼差し。
繋がれた手のぬくもり。
朗らかな笑い声──。
大切なもののはずなのに、それらは儚い泡のようにすぐに溶けて消えてしまった。
いつの間にか川霧も晴れていた。
月が辺りを煌々と照らし、二人の姿が月影に浮かび上がる。
「──ほら、おいで?」
差し伸べられた手がいつかの朝の光景と重なった。
何も知らずに胸をときめかせ、無邪気に笑っていた私。
知っても尚、惹かれてしまうのを止められないでいる。
今思えば、あの参道に迷い込んだ時にはすでに彼に囚われていたのかもしれない。
……ううん、もっと前だ。
私が思っているよりもずっと前から、あの視線に捕らえられていたような気がする。
もしかすると、私がこの地に帰ってくることは、必然だった──?
でも、そんなことはもうどうでも良かった。
彼は私を求めてくれている。
その事実だけで私の胸は幸せで満ち足りていた。
……だから。
私は迷わず彼の手を取る。
それは、あの夜の川底を思い起こさせる酷く冷たい手だった。
その瞬間、川面に映る月と彼の笑顔が艷やかに歪む。
けれど、私がその本当の顔を見ることは──永遠に無かったんだ。
終
♫
R.シューマン
「ロマンツェ第2集Op.91」より
Der Wassermann(水の精)+29
-9
-
5185. 匿名 2025/11/06(木) 23:11:18
>>5154
完結おめでとうございます✨
コメントしながらずっと追ってました
ガル子は向こうの世界に行ってしまったということでしょうか
曲も聞いてみました。初めて知った曲で、日本語訳を探したんですが私の検索の仕方が悪いのが見つけられず💦聞いてみると厳か、幻想的なイメージで、このお話のむいくんにぴったりな感じがしました🌫️
妖しい世界観のお話で大好きです💕いろいろ伝えたいのに語彙力がなく、うまく伝えられずにすみません。読ませていただきありがとうございました✨
+17
-4
-
5190. 匿名 2025/11/06(木) 23:24:53
>>5189
すみません。こちらのコメント>>5154様宛です+11
-2
-
5194. 匿名 2025/11/06(木) 23:53:02
>>5154
なんとコメントしたら良いか…とにかく毎話引き込まれました。
情景から仔細な動きから目に浮かんで、全てが妖艶で。ラストは必然だったんだろうなあ…と納得してしまうし、むいくんの視線が捕え続けたのが何故ガル子さんだったのか、その背景に思いを馳せずにいられない。闇とあるけれど、寂しさに近いものを感じて、終始惹かれるお話でした。読ませてくれてありがとう🙏+19
-4
-
5200. 匿名 2025/11/07(金) 00:32:36
>>5154
コメントしながら追ってました。終始、ひんやりとした霞に包まれるようなぼんやりと不思議な雰囲気で引き込まれていました。邪気か無邪気か…じゃないけど、むいくんの無邪気な少年ぽさと悟り切った冷徹さ、妖艶な色気が絶妙に混ざっていて本当にドキドキしました。ラストはメリバのように見え、怖さすら感じましたが、捉えられたら抗えない感じ…わかる気がします。曲は合唱曲なのですね。聴きながら読み返しましたが神々しさが増すばかりで。こんな世界観作れるのすごいです。楽しませてくれてありがとう。+17
-4
削除すべき不適切なコメントとして通報しますか?
いいえ
通報する