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9828. 匿名 2024/04/30(火) 21:24:42
>>9326
⚠️解釈違い
⚠️ご都合血鬼術にかかったつもりで読んでください
続・バーチャル彼氏⑩
「ちょっと待って〜〜…本当に私でいいの?」
我慢していた涙が溢れて上手くむいくんの顔が見れない
「なんとガル子じゃなきゃ駄目なんだよね…俺が」
「問題が全部解決した訳じゃないけど、ここからはガル子の意思も聞いてからじゃないといけないと思って…俺と一緒に乗り越えて欲しい。駄目?」
「〜〜〜っっっ!!駄目じゃない!」
「返事、聞かせてくれる?」
「はい!よろごんでぇぇぇ!!」
「ふはっ!居酒屋さんみたい」
こうして私、プロポーズされてしまいました
「さて、ガル子が退院したら…ラスボス倒しに行こうか」
拝啓、お父さん、お母さん様、私は今むいくんと一緒にとんでもねぇデカい豪邸(むいくんのご実家)に来ています
…ル子、ガル子!!
「はじめっまっ!ふっ!ふつつかふぉのぅ!」
「落ち着きなよ、大丈夫だから。そもそも初めましてじゃないでしょ」
あのあと無事退院した私はついに最終ミッションを迎えている
部屋に通され、ついにむいくんのお父様兼社長が現れた
「…いらっしゃい、ガル田さん」
「お、おお疲れ様さまです、社長!先日は怪我でお休みを頂きまして、申し訳ありませんでした」
「もう体調はいいのかい?」
「はい、もうすっかり」
「…無一郎から君が怪我をしたから病院に運んだと聞いた時には驚いたよ…まさか無一郎の恋人が君だったとは。まったく気づかなかった。何故教えてくれなかったんだ無一郎」
「なんでこの年になって親に自分の恋愛をいちいち報告しなきゃいけないの」
「普通の家庭なら…そうかもしれないが、無一郎は自分の立場を分かっているだろう?違うかい?」
「…ごめん、そうだね父さん。でもこれだけは譲れない。会社の事も考えてない訳じゃない。必ず父さんに認めて貰えるように、負けないように頑張るから…そのためには僕の隣には彼女が必要なんだ」
「お前の気持ちはよく分かったよ。だがこちらもはいそうですかと言う訳にはいかない。モブ川カンパニーとの合併が保留になった今、うちの会社だって安泰な訳ではない…わかるね?そこで無一郎、君たちの結婚を認める代わりに条件がある」
社長は条件として古くからの友人が海外の外資系企業を経営している会社で数年、経営のノウハウをを徹底的に学んでこいと言うものであった
「ガル田さん」
「はい!」
「無一郎の事頼めるかい?」
優しい笑顔で社長は私に聞いた
「はい!命に変えても!!側で支えてみせます!」
「ははっ、正直普段の君の仕事ぶりを知っている私のからすればそこまで心配はしていない。この通りわがまま放題育てた息子だが…よろしく頼むよ」
隣に座るむいくんが私の手を握りながら言った
「必ず今より立派になって戻ってくるって約束します。父さん、俺たちの事認めてくれてありがとうございます」
「ありがとうございます!!」
続く+23
-5
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9837. 匿名 2024/04/30(火) 21:30:03
>>9828
⑨から泣いてるけど⑩も泣けるじゃないかよぉぉ
なんか幸せ過ぎてホント幸せ…(母国語崩壊)+17
-4
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9852. 匿名 2024/04/30(火) 21:36:27
>>9842
自己レス
返信先まちがっちゃった🥺
9837さんごめんね!
>>9828のお話へのコメでした+13
-2
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9892. 匿名 2024/04/30(火) 22:10:11
>>9828
良かったぁぁぁ✨✨✨+16
-2
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11358. 匿名 2024/05/03(金) 21:36:49
>>9828
⚠️解釈違い ⚠️ほんのり🐚風味
⚠️ご都合血鬼術にかかったつもりで読んでください
続・バーチャル彼氏11
それからの日々はバタバタで私の両親への挨拶や向こうで生活のための手続きや準備で目まぐるしい日々を送り、気づけばもう出発の日は目前まで迫っていた
私は住んでいたアパートを引き払い、とりあえずとむいくんの住むマンションへと転がり込む
「いよいよだね」
「今日もおつかれ、ガル子」
「あ〜ありがとむいくん」
お風呂から出て冷蔵庫からビールを出してくれたむいくんがソファへ座る私の隣へドカリと座る
「ガル子、とりあえず、乾杯」
「うん…乾杯」
ビールの缶をカツンと合わせゴクゴクの飲んだ
「「はぁ〜〜〜」」
「なんか変な感じ…本当に、本当にもう数日で日本を離れるんだね…わたしの人生にこんな日がくるなんて思ってもなかった」
「何言ってんの…これから一生一緒にいてくれるんでしょ?」
「うん、勿論」
むいくんが私の両手を優しく包む…左手にはミントグリーンの宝石がデザインされた指輪が輝いている
「…後悔しない?」むいくんが問う
「…不安がない訳じゃないよ?だけどむいくんがそばにいてくれるなら、私無敵でいられる気がする」
「俺も…」
「あっ!ねぇそう言えば!聞こうと思って忘れてた!お見合いで何て言って相手を説得したの?私むいくんがスマホの中から私をディスってた辺りで記憶ないんだけど」
「ディスるって何?褒めてたでしょ」
「あれ褒めてたの?まぁそれはいいよ!水に流すし!ねぇ何て言ったの?」
「…教えない」
「なんでよ!教えてよ!!」
「ぜーったい教えない」
「も〜照れちゃって…私だったらむいくんを愛してるから結婚はできません!!って言っちゃうかも!なんて!」
「…って言ったんだよ」
「え?」
「俺も愛してるって言ったの。うるさい。もう黙って」
抱き寄せられそのまま唇を塞がれて、冗談めいたセリフじゃなくて真剣に「私も」と答えたかったのに
久しぶりに触れたむいくんの体温があまりに熱くて、私はそのままむいくんの首に腕を回し、ビールの苦味も掻き消されてしまう位に、この後訪れる甘い時間にただ目を閉じ、身を任せた
〜〜〜
「もしもし?あぁ今見送った所だ…着いたら連絡するように言ってある。よろしく頼むよ」
「〜〜〜」
「うん?彼女はまだ今はフィアンセだ。ちゃんと成果を出したら籍を入れると言っていた。誰に似たのか、あんな聞かん坊に育てた覚えはないんだけどな」
「〜〜〜」
「ははっ、まいったな。それはもうモブ川さんに言われたんだ。他の言葉にしてくれないか」
「〜〜〜」
「あぁ、じゃあ…2人を頼むよ、キョーゴ」
続く+23
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