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9766. 匿名 2024/04/30(火) 20:29:46
>>9765 オジサン構文🔥 完結編 後編
連休合間の出社日、私は煉獄さんと二人で会議室で資料準備をしていた。
「あの、煉獄さん。実は昨日、モブ男くんから煉獄さんとのL○NEについて相談があって二人のトーク画面を見てしまったんです。勝手にすみません…」
「よもや!何かコンプライアンス違反があっただろうか?!」
「いえ!私は至極真っ当なL○NEだと思ったのでモブ男くんにもそう言ったのですが…」
気になるのは煉獄さんとモブ男くんとのL○NEじゃない、私とのL○NEの方だ。
「あの、素朴な疑問なんですが、煉獄さん、モブ男くんにはまったく絵文字を使っていないのに、どうして私にはたくさん絵文字を使うんですか?!」
私はどストレートに聞いてみた。
すると、煉獄さんはポケットからスマホを取り出してシュタタタと何やら打ち込んでいる様子だ。
シュワッとメッセージの送信音が煉獄さんのスマホから聞こえたかと思うと、私のスマホがブルっと震えた。
まさか?と思って見てみると、そのまさかで煉獄さんからL○NEが来ている。え?この距離でL○NEで会話??
『若いおなご👩🏻にメッセージを送るには楽しげな表情😃や色味🟥を足した方が良いだろうと思って🥺』
「私はそんなの気にしませんが…(むしろ絵文字多い方が気になる)」
『文末が句点🙆♂️だと君を怖がらせて嫌われてしまう🤢かと思って🥺』
「なりませんね…」
L○NEで送られてくるメッセージを読みながら私は呟くように返事をしていたけど…
君に嫌われてしまうかと思って、って…え?!
思わず顔を上げると顔を赤く染めた煉獄さんがこちらを見ていた。
「これじゃあ教育係失格だな…新入社員の後輩を好きになってしまうとは」
煉獄さんが眉毛を下げて困ったように笑う。
「君に嫌われたくなくて、つい頑張って絵文字を使ってみてしまった」
「嫌うだなんてそんな…むしろ、私も煉獄さんが好きです!!」
煉獄さんの告白につられて、つい私も本音が出てしまう。
「よもや!両想い、ということだろうか?」
煉獄さんの顔がぱっと明るくなった。
両想い…!思わず私は煉獄さんに抱きつこうと笑顔で手を広げた…が、「今は就業時間中だからな」と、目の前でステイの手をされて制される。
「だが、この後改めて飲みに誘っても良いだろうか?」
ステイしていた手を翻し、その手を私に差し出して上目遣いで私を誘う。
仕事中には見たことのない不適な笑みを浮かべ、目の奥がギラリと光っている。
わあ、爽やかな煉獄さんも好きだけど、雄味の強い煉獄さんもめちゃくちゃ好き。
私はきっと🥹みたいな顔をしてこくりと頷き、煉獄さんの手のひらに自分の手を重ねた。
かくして、私は煉獄さんの彼女の座と、彼女だけに許される煉獄さんのオジサン構文を見る特権を手に入れたのだった。
本当におしまい+40
-9
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9773. 匿名 2024/04/30(火) 20:51:38
>>9766
面白かった〜🤣ステイ🖐️からの差し伸べてくれた手に他推しだけどドッキンコ💘幸せになってネ‼️+27
-3
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9825. 匿名 2024/04/30(火) 21:22:00
>>9766
この🔥サン、とっても🤗可愛いネっ💕ナンチャッテ😜
(本当に心温まり元気もらえました🔥ありがとう)+24
-3
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9831. 匿名 2024/04/30(火) 21:25:30
>>9766
楽しかったぁ🔥ニコニコしてしまうわ
+25
-3
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9846. 匿名 2024/04/30(火) 21:33:10
>>9766
おめでとう🎊
このシリーズめっちゃ楽しかったꉂ🤣+22
-4
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9908. 匿名 2024/04/30(火) 22:21:26
>>9766
煉獄課長かわいいナ〜〜‼️
いつまでもお幸せにネ🥹♡+23
-2
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10481. 匿名 2024/05/01(水) 23:23:35
>>9766
🐢
おじさん構文は恋心ゆえだったのね🥺+20
-3
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