ガールズちゃんねる
  • 9638. 匿名 2024/04/30(火) 15:20:28 

    >>9148
    誰か助けてください🌊⑩

    誰か……いや、みなさん聞いてください。たった数日で彼氏に振られました。平凡で変態な私がイケメンの胸板に現を抜かした結果です。

    電車の時間を元に戻すことにした。別れた彼氏が乗っている電車に乗るほど私はバカではない。満員電車はツライけど仕方がない。

    「ガル子おはよう」
    幻覚かな?幻聴かな?最寄り駅のホームに着くとイケメンが話しかけてきた。
    「ガル子?」
    あぁ、あの素晴らしい顔と胸板が見える幻覚。あの良い声で私の名前を呼ぶ幻聴。
    「ガル子!!」
    「え!?本物!?」
    「偽物がいるのか」
    「なんでここにいるんですか!?」
    「いつもの電車にガル子が乗っていなかったから何かあったのかと思って……。連絡先も知らないし、とりあえず2本電車を見送ってここでガル子を待っていた」
    まるで昨日の私だな!!!義勇さんが目の前にいる。その事に安堵して自然と涙がポロポロと出てきた。

    「なぜ泣く」
    「私たち別れたんですよね?」
    「そうなのか?知らなかった」
    「だって昨日、義勇さんいつもの電車に乗ってなかった」
    「やっぱり聞いていなかったのか、金曜日に言ったこと。土曜日に学校の体育祭があって月曜日は振替休日だから次に会えるのは火曜日だと言ったんだが…」
    「聞いてません!!」
    「了解したと言っていただろう」
    なにそれ!聞いてない!いや、きっと言ってたんだろうな。どうせ胸板のことばかり考えていて聞いてなかったんだ。

    「じゃあ、私……振られてないんですか?」
    「振った記憶は無いな」
    「別れてないんですか?」
    「別れるつもりも無い。……さらに泣いてどうする」
    「だってぇ~~~~~」
    涙が止まらない。今から仕事なのにメイクが崩壊だ!

    『まもなく電車が参ります』

    「ほら、電車がきた。泣き止め」
    「無理ぃ~」
    「まったく………」
    小さな溜め息をついて義勇さんが私の頬を伝う涙を拭ってくれた。はい、一瞬で涙が引っ込みました。
    義勇さんに腕を引かれて電車に乗り込む。満員電車だけど義勇さんとなら幸せ空間♡

    誰か助けてください。満員電車のため、義勇さんの胸板が目の前にあります。ダイブするべきでしょうか。

    つづく🌊

    +42

    -9

  • 9639. 匿名 2024/04/30(火) 15:36:52 

    >>9638
    よかったねぇガル子🤣♡
    淡々としてる義勇さんにキュンとしちゃう🫰

    +27

    -5

  • 9642. 匿名 2024/04/30(火) 15:44:53 

    >>9638
    ほっ♡
    よかったねぇ…🌊ダイブしちゃえーー👍🏻✨

    +22

    -4

  • 9644. 匿名 2024/04/30(火) 15:54:01 

    >>9638
    🌊
    平凡なのか変態なのか、どっちなんだい!?とは思ったけれど一先ずホッとしました☺️💕

    +22

    -3

  • 9647. 匿名 2024/04/30(火) 16:05:01 

    >>9638
    そりゃあ思いっきりダイブすべき🌊
    なんかもう、このガル子さんが煩悩まみれで行き違ってて面白くて好き🤣

    +23

    -5

  • 9718. 匿名 2024/04/30(火) 18:53:08 

    >>9638
    ああ、もう、すごく好きです!!
    笑ってキュンして笑って…🫰
    ずっと読んでいたい!!

    +19

    -4

  • 9722. 匿名 2024/04/30(火) 19:01:06 

    >>9638
    今すぐ飛び込んで!胸板!

    +20

    -5

  • 9771. 匿名 2024/04/30(火) 20:48:45 

    >>9638
    キュンキュン♡
    義勇さんのため息が…めちゃ好き!!ご褒美です!!

    +20

    -1

  • 10388. 匿名 2024/05/01(水) 22:24:29 

    >>9638
    誰か助けてください🌊⑪

    義勇さんへの誤解が解けて、一緒に満員電車に乗る。するとまぁ、胸板が私の目の前に!
    ダイブする?しない?する?しない?

    いざ!義勇さんの胸板にダイブしま────
    「ガル子」
    「今話しかけないで!」
    「すまない」
    「タイミングを見計らってたのに!」
    「胸板ダイブか?邪魔をして悪かった」
    怒る私の頭を義勇さんがポンポンと…え!?今、私の頭をポンポンしたの!?え!?しかも心なしか義勇さんが少し楽しそう!!

    「もう話かけても良いか??」
    「どうぞ!!」
    「今日、仕事が終わったら時間を作ってほしい。話したいことがある」
    これはいわゆるデートのお誘いでは?いや、話したいことがあるって言ったな……もしかしてプロポーズ??プロポーズだな!?もぉ気が早いなぁ義勇さん!!
    「謹んでお受けいたします」
    「とりあえず連絡先を交換しよう」
    義勇さんの連絡先が私のスマホに!!画面に映し出される【冨岡 義勇】の字面!なんてカッコいいの!

    『まもなく○✕駅~。○✕駅~』

    「じゃあ、また後で連絡するから」
    「はい!待ってます!」
    気分ルンルンで電車を降りて義勇さんに手を振る。また後で連絡するって~♪

    仕事の休憩時間、スマホを見ると義勇さんからメッセージが来ていた。
    【○✕駅改札口で待ち合わせ】
    彼らしい簡潔な文章。スクショ撮っとこ♡

    一分一秒狂わず定時で上がって○✕駅へ向かう。まだ義勇さんは来ていない。まだかな、まだかな♪
    「ガル子」
    「義勇さん!お仕事お疲れ様です!」
    「ガル子もお疲れ。行きたいところがあるんだが、いいか?」
    「もちろん!どこまでも付いていきます!」
    ○✕駅を出発して手を繋いで歩く。あれ?そう言えば電車やホーム以外で一緒にいるのって初めてだな。

    誰か助けてください。夕日に照らされる彼がかっこよすぎて私の目が溶けそうです。

    もう少しつづく🌊

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