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9508. 匿名 2024/04/30(火) 00:25:12
>>9036つづき
⚠微🐚
⚠🍉(※荒ぶってますので苦手な方は高速スクロールを🙏)
やきもち焼きΩの後輩玄弥くん
2/2
「先輩の笑顔、独り占めしてえのに…」
彼の口から溢れた本音。拗ねた横顔がちょっと赤くなってる。こんな表情見たの、いつぶりだろう。
突然、手元のマグカップを取り上げられ、乱暴にバンッと置いた。飲みかけのラテがシンクに飛び散るのを横目で見る。
あぁまずい、かなり怒ってる…。給湯室の端までじりじりと詰め寄られて、もう逃げ場がない。
「なぁ先輩…いや、ガル子は俺のこと好き?」
「不死川くんが好きに決まってるじゃない」
「いつもみてぇに名前で呼んで」
「──!玄弥、好きだよ?」
「もっかい」
「大好きだよげんゃ…
その言葉を聞くか聞かないかのところで待ち切れないと唇を塞がれた。昂る感情を唇に乗せて何度もぶつけてくる。
「………まっ…て!誰かに見られちゃうよ」
「構わねえし」
いつしか彼の手がするするとブラウスに侵入してきて、背中を上に辿っていく。『好きだ』と囁きながら、熱い唇が耳を伝い、首まで達する。
「……こらっそこはだめ…!」
「いいだろ別に。あ〜…、給湯室から戻ってきた大好きなガル山先輩がここにキスマークつけてたら、モブ田のヤツ、どー思うだろうな?」
私の首筋を揶揄うように指でなぞる。それもちょうど隣席のモブ田君から見える位置だ。彼はニタリと八重歯を光らせている。
「ど、どうって…」
「…………なんてな。しねえよそんなガキくせーこと。…でもよ、それくらい他の男に近寄らせたくねえの分かって。」
さっきまで自信満々だったくせに。語気を弱めたかと思えば、背中を丸めていた。大柄で強面な彼が急に小さくなったように感じて、堪らず彼の手をとった。上目遣いで見つめられては、もう━━━
「分かってる。ごめんね…玄弥に余計な心配かけちゃったね」
眉間に人差し指をそっと当て、皺を広げるように、落ち着くように、優しく撫でてみる。
「もう大丈夫。ちゃんとするから、笑ってよ。ね?」
うん、と思いのほか素直に応じてくれる。いつもの穏やかな笑みを取り戻していた。
「あっそだ!そのモブ田って奴に伝えとけ。ガル子の彼氏、めちゃくちゃ幸せって言ってた、ってな」
「……!ふふふ了解!」
「それとさ、」
「?」
彼がかがんで私に耳打ちをする。
「今日ガル子んち泊まり行くから、覚悟しとけよ」
「う、うん…///」
先に行こうと扉を開ける彼に追いつき、長い小指をきゅっと掴んだ。それに気付いて一瞬驚いたような顔をするけれど、くしゃっと笑い返してくれる。
━━━やきもち焼きで、ちょっぴり自己中。でも、コロコロ変わる表情が可愛くて目が離せなくて。どんな時もまっすぐ愛を表現してくれる優しいキミ。ぜんぶひっくるめて、私の自慢の恋人なのです。
これからは、時間差じゃなく、一緒に給湯室を出ようね😊
おしまいΩ+31
-10
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9509. 匿名 2024/04/30(火) 00:30:50
>>9508
あう…あうあうあー…😇(語彙力喪失)+21
-11
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9510. 匿名 2024/04/30(火) 00:35:36
>>9508
⚠🐚🍉返
やだーもうごちそうさまっ😇
ウヘヘ💜+20
-8
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