ガールズちゃんねる
  • 8479. 匿名 2024/04/27(土) 21:59:26 

    >>8045
    ⚠️解釈違い、毎度の事ながら見切り発車
    ⚠️ご都合血鬼術にかかったつもりで読んでください
    続・バーチャル彼氏⑥

    とりあえず私の本体?の方は無事だと聞いて安堵した私はそのままむいくんのマンションに強制連行され(僕のスマホだし、当たり前でしょ)

    「…それで、噂聞いて…捨てられるんじゃないかって勝手に勘違いして…何?僕の将来と僕を傷つけないように別れを切り出した…と…」

    私はカーペットに正座をして(いやしなくてもいいのかも知れないけどなんとなく、しなきゃいけない気がして)
    すべてを白状した(させられた)
    スクリーンに写るむいくんは呆れた様な顔で私を見下ろしている
    ソファに座って長いを足組んで見下してくるアングルがたまらなくカッコよ…などと考えている私を見透かした様にむいくんはこう言った

    「思い込みが激しいとは思ってたけど…ここまでとは思わなかったよ、僕の話も聞かないで…話があるってメッセージから…はぁ〜本当にさぁ…ドラマのヒロインにでもなったつもりなの?」

    きっつー…そうだよむいくんてば怒ると言葉の棘がすごいのよ、喧嘩なんて久しぶりで忘れてた

    「…お見合いは本当。だけ」
    「ほら!本当じゃん!!」
    「最後まで聞いて。今の状況になったのは何でか分かってんの?」
    「…ごめんなさい」
    「ちゃんとガル子に伝えて行くつもりだった。隠し事は嫌だから。断ってくるって、だから安心してって。」
    「むいくん…でも社長命令でしょ?合併の話もあるんだよね?断れるの?無理でしょう?」
    「断る。当然でしょ。父さんも俺が説得する」
    むいくんは真っ直ぐ私の目を見てそう言った
    本当に嬉しい…だけど超えなきゃいけない問題は山ほどある
    本音とは裏腹に私の心は複雑だった
    「まだ信じてくれないの?まぁちょうどいいや。」
    「何がちょうどいいの?」
    フンと笑ってむいくんは
    「明日のお見合い、スマホの中から見てなよ」

    私は明日、彼氏のお見合いに(スマホの中から)同席する事になったのであった
    続く


    (コメントありがとうございます!広げに広げまくっている大風呂敷を果たしてアタイは上手く畳めるのか…??)

    +28

    -9

  • 8481. 匿名 2024/04/27(土) 22:06:14 

    >>8479
    えー、お見合いの様子を見ちゃうの⁉️
    楽しみ🤗💕

    +18

    -2

  • 8483. 匿名 2024/04/27(土) 22:13:21 

    >>8479
    楽しそうな展開になりましたね🤗
    (読ませてくださってありがとうございます♡)

    +15

    -3

  • 8486. 匿名 2024/04/27(土) 22:31:03 

    >>8479
    わーい!今来たら更新されてた
    ええっそんなドSなご命令?!
    むいくんの仕草やセリフの一つ一つがむいくんで目に浮かぶよう…きっと彼はお見合いでさらにガル子を惚れさせるんだろうなぁ✨
    あなたの広げた大きな風呂敷の上でキャッキャしてる気分です♡続き待ってるね!必ず感想書くから👍

    +21

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  • 8807. 匿名 2024/04/28(日) 21:21:48 

    >>8479
    ⚠️解釈違い
    ⚠️ご都合血鬼術にかかったつもりで読んでください
    続・バーチャル彼氏⑦

    「絶対いや!なんで?お見合いなんて行きたくない!」
    「実際ついて来いって言ってるわけじゃないでしょ、どうせスマホの中にいるだけなんだから」
    「当たり前でしょ!なんで好き好んで彼氏のお見合いに同席しなきゃならないの?」
    「だから話聞いてるだけでガル子は大人しくしてればいいの!」
    「絶対スマホ出さないでよ!?出したらスマホの中からむいくんは実はツーンってするのがヤダからお寿司はわさび抜きしか食べられない事ぶっちゃけてやるからね!」
    「💢!!!それは誰にも言わないって約束でしょ!」
    なんか色々非現実的な事が起こり過ぎてだんだんテンションがおかしくなってる私たち
    なんやかんやでとうとうお見合い当日を迎えたのであった

    ここで話は冒頭(①話に戻る)へ
    私は今まさに始まったお見合いの会話を胸ポケットに入れられたスマホの中から聞いている

    外ヅラモードのむいくんに(猫かぶりめ…)って思わず呟いたら部屋にすごい衝撃が走ってびっくりして飲んでたビールが倒れる寸前だった

    私が今いるスマホの中の部屋はごく普通のワンルームと同じでキッチンやトイレもお風呂もあって食料も充実していた
    部屋着も私がいつも着ているジャージがありスキンケアも揃って不自由は全くない
    普通と違うのは目の前の巨大スクリーンから見える景色と玄関のドアは何をしても開かない事くらいだった

    当たり障りのない自己紹介、聞こえてくる会話からお相手の女性は来年大学を卒業するらしい
    卒業後そのまま永久就職ってわけですか、私とは住む世界が違いすぎる
    何本目かのビールを開けた時、お決まりのセリフが聞こえる
    「あとは若いお2人で…無一郎、私達は今後の話もあるのでここにいるから、2人で散策でもしておいで」
    「はい、行きましょうか…」
    あぁ、やだなぁ…なにが楽しくて彼氏とお見合い相手の会話を聞かなきゃならないんだ
    てゆうか、むいくん社長の事説得するって言ったよね?いつするのよ?

    〜無一郎目線〜
    父さんに言われて綺麗に手入れされた庭園を歩く
    空を見上げればふわふわとした雲がポツポツと浮かんでいる
    (あの雲の形…ガル子が見たらわたあめみたい!って言いそう)
    思わず想像してフッと笑ってしまった

    隣にいる見合い相手はキョトンとした顔で
    「空見るの、お好きなんですか?」と続けて
    「あの雲の形は綿雲って言うんです、他にも春に見られる雲は日中だとすじぐも、うすぐも…雲の薄い部分に太陽や月がかかるとおぼろ雲と言ったりもしますね」
    「へぇ…詳しいんですね」
    「すみません、ベラベラと!私将来は気象に関する仕事とかしてみたかったんです…まぁ夢で終わりそうですけど。時透さんは?ご趣味は?」
    「あぁ、僕?これ」僕はそう言ってポケットからスマホを取り出した
    「ゲームですか?」
    「バーチャル彼女。」
    (えっ!?ちょっとむいくん????)
    続く

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