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7426. 匿名 2024/04/25(木) 17:02:02
>>6933
🖤わたしの中の天使と悪魔🤍 〘4〙
⚠複数キャラ ⚠ギャグ
何とか職場に着いたものの、デスクに置かれた雑多な書類にテンションが上がらない。眠い!しんどい!と思いながらもいくつかの作業をこなして、疲れたなぁと天を仰いだ。
◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩
「休憩しようか🖤」とニコニコ顔の耀哉様がひょっこり顔を出してきた。
「まだ出勤して1時間しか経ってないですけど……」
「大丈夫大丈夫。コーヒーを入れて、ほらっ、引き出しに入れてるチョコパイも食べようね(ゆらぎ)」
「おぉ…いいですね♪」
◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩
天使が反対側から現れると、私のアゴをクイっとして、
「休憩はまだ早い。あと、ダイエットはどうなった?」と、それはそれは冷酷な視線を向けて、睨みつけてくる。
天使はさり気なく足で悪魔のしっぽを踏んでいる。
「わかりましたよ…」
その後もなんとか、仕事を続けたがしばらくするとやっぱり集中力がきれてしまう。「はぁぁ…、だめだなぁ。私は」と、机に突っ伏してため息を付いた。
◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩
「仕事なんてそこそこにがんばりゃいいんだよ」
──げっ?!
見ると、前髪ぱっつんオシャレカットでそこそこのイケメン男がぷわぷわと右肩の側で浮いている。
「えっと?あなたは───何?」
「オレは、お前の心の中の、パイセンだ。」
なんかカッコつけた厨二病ポーズをしている。
「パ??パイセン?そ、それはどういう……」
「心の中のパイセンというのはだな、そこそこに働き、そこそこに手を抜き、安全に出世しようという気持ちのことだ。」
「いやまぁ、そこそこ誰にでもある感情やけど!!なんやねん心の中のパイセンて!」
「いいか?俺のいうことに従えば、安全に出世できる。分かったら他のやつはひっこんでろ!」
パイセンは、ドヤ顔で天使と悪魔にマウントを取っている。
「いや、パイセン。あんまり説得力ないけど…」
「なんでだよ!ほらっ、ガル子、そろそろ帰宅するぞ」
「えっ…」
「もうそこそこに仕事はこなしただろう?」
「いや、まだ午前中ーー!!」
天使と悪魔は、天井から残念なものを見るようにヒソヒソと顔を寄せ合い、パイセンに苦い視線を向けていたのであった。
あとちょっとだけ…🔱つづく🪽+37
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7428. 匿名 2024/04/25(木) 17:08:51
>>7426
ずっと楽しく読んでます!
まさかのパイセン登場に歓喜🤣
かがやん・むざりんにマウント取れるとは強いなパイセン…+28
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7440. 匿名 2024/04/25(木) 18:08:32
>>7426
心のパイセンw+20
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7489. 匿名 2024/04/25(木) 20:52:56
>>7426
パイセンが出てきたの笑いころげたんだけど、パイセンのおかげ(?)で天使🤍と悪魔🖤が若干仲良くなってるので耐えられなかった🤣ww
えーあとちょっとなのさみちぃ!+24
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8613. 匿名 2024/04/28(日) 12:11:37
>>7426
読めてなくてあとから読もうと思ってたのにタイトルがうろ覚えで探せず、わずかに脳に残っていたぽわわわわわんのフレーズを思い出して「ぽわ」で検索したら出て来ました😆✨
カガヤン悪魔すぎませんか?!こんなことになったら私悪魔のカガヤンを天使と崇めて一生過ごしてしまいそう
コメントでしおり出来たので続きも楽しみにしています!+21
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10096. 匿名 2024/05/01(水) 12:33:08
>>7426🖤わたしの中の天使と悪魔🤍 〘5〙
⚠複数キャラ ⚠ギャグ
私は昼休み、社員食堂で油淋鶏定食を頬張っている。ご飯を小盛りにし、サラダをつけるという条件で何とか天使に許してもらった。
🪽「ガル子。私はお前に期待しているんだ。仕事をしているお前は誰よりも美しい。これからも、もっともっと頑張るんだぞ🤍」
天使の無惨様が、私の口元にについた米粒をとそっと摘んで、食べさせてくれた。そして私の頭をナデナデしてくれる。ふぇっ♡あのドSの天使さんが珍しく褒めてくれている。
「無惨様っ///私、午後からも仕事がんばっちゃいます!」と握りこぶしを作る。
悪魔の耀哉様は天使にあっかんべーをして、私の握りこぶしを解いて、恋人繋ぎのように指を絡ませる。
🔱「ねぇガル子。人生は短いんだ。道を誤ってはいけないよ。今この瞬間はもう二度とやってこない。今やりたいことを、今やるべきなんだ。いつも何事にも欲望に素直なガル子が、私は世界一可愛いと思うんだよ🖤」
私の唇に人差し指を当てて、上目遣いをしてゆらぎ声で囁いている。
「そう……なのかもしれませんね(ウットリ♡)」
「さっきから一人でブツブツ言ってどうした?」
気がつくと斜め前の席に、同期のモブ男が定食のお盆を置いて座った。このモブ男、何かにつけ私に対抗心燃やしてくるヤツだ。
「アフォのお前には負ける気がしないな、ははは。先にオレが出世しちゃいまーーす。おつおーつwwお前が同期で良かったわーー。きゃはは。」
ムッとしたその時だった。
◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩
ドーンと地面にひび割れを起こす勢いで、すんげー怒ってるピンク色の髪のチョッキの男が現れた。チョッキの男は自分の腕を舐めながら言った。
「おい!ガル子。あんな弱者に負けるな!」
「またなんか出た…」
「ガル子。オレはお前の中の闘争心だ。またの名を猗窩座という!」
「は、はぁ…」
「もっと強くなるぞ、ガル子!お前は至高の領域にはほど遠い!共に鍛錬し永遠に戦おう!」
「え、戦うの!?!?」
「そうだ!オレ(闘争心)に集中しろ!あのむかつくモブ男をボコボコにしてやるぞ」
「う、、うしゃーーー!!」
「それと、ガル子!杏寿郎(邪心)はどこだ?居るのか?オニになろう杏寿郎!!」
◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩
🩷🩷イヤーーン🩷🩷
「よもや!おれはお前が嫌──
「だだだ!!だぁーめっ//🫣!!まっ昼間っから彼(邪心🐚)はダメなのッ!彼が居ると仕事ならないからっ///」
私が慌てて闘争心猗窩座をバシッと突き飛ばすと、油淋鶏が皿から転げて…コロコロ、ポトン…。地べたに落ちてしまった。
────どうする、、、、私。
🔱「三分ルールだね、ガル子🖤食べて大丈夫だよ(ゆらぎウインク)」
🪽「三分て長ない!?三秒じゃなくて?」
❄「バイキンに構うな!食え!!下痢になれ!ガル子」
う、うん。大丈夫だよね、このくらい……食べy
◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩
🥑「正気か?食べるでない!!汚らしいじゃろうが!」
へっ!?だめ?でも、もったいないし……どうしよ私、どうしたら…
◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩
👺「判断が遅い!お前はとにかく、判断が遅いっっ!」
待て待て待てーーー!!!ちょっと、◌ 。˚✩ぽわわわわわん◌ 。˚✩多すぎるーーー!!!私の頭の中、どうなってるん!?(大混乱)
🔱つづく🪽次回最終回です+33
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