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7344. 匿名 2024/04/25(木) 08:21:18
>>6862
⑤続き
有一郎先輩と2人きりになってしまった………!!
何話せばいいんだろう………。
ゆう「ガル田?とりあえず外のベンチ行かない?」
ガル子「え、あ………そうですね。じゃあ、外のベンチ行きましょう」
外のベンチに行く時に「ん」と手を差し出された。
ゆう「手、繋がないか?」
ガル子「え、あ、はい」
有一郎先輩の手に触れると優しく包み込んできた。手を繋いで歩いている時、ずっとドキドキしていた。
外のベンチに着くと有一郎先輩と並んで座った。
ゆう「あのさ、もっとこう………ガル田と話したくてさ………」
落ち着いた低い声で優しく話しかけてくれた。
ガル子「え、あ………私もです。先輩ともっと話したいです。」
先輩との会話は学校の事や観てるTVの話、購買の牛乳プリンが美味しかったとか他愛のないものだった。
複数のピアスに着崩した制服にヤンキーで有名な先輩の事を最初は怖いって思ってた。でも、話してるうちに可愛いなと思える一面にちょっと親近感を覚えた。
私の話も真剣に聞いてくれたのも嬉しかった。
その後、飲み物を買いに行くと席を離れてちょっとしたらあの時のガル乃ちゃんに絡んでいた男たちと目が合って鉢合わせた。
モブ①「あれ?アンタあの時の女か?こんな所で1人か?」
モブ②「本当だ。あの時の気の強い女か。──コイツ連れて行くか。」
ガシッと手首を掴まれて立たされた。
ガル子「ちょっと!!痛い!!離して」
振り払って抵抗しようにも4人がかりで掴んでいるから思うように動けない。
──先輩……助けて………。
続く(次ラストです)+19
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7420. 匿名 2024/04/25(木) 15:40:27
>>7344
⑥続き(ラスト)
モブ①「早く歩けよ」
モブ②「あの時は邪魔してくれたからな。ほら、早くしろよ」
ゲラゲラと笑いながら強く私の手首を掴んで引っ張ってきた。
ゆう「──おい、その手離せよ。俺の彼女に手出すんじゃねぇ!!」
有一郎先輩が駆けつけて来て私の手首を掴んでいた男の手首を振り払って引き寄せた。
ガル子「───先輩!!っ……グス」
先輩が来てくれて安心したのか涙が出てきた。
ゆう「──もう大丈夫。大丈夫だからな?──今回は見逃す。次、うちの学校の生徒に何かしてみろ絶対に許さないからな?」
有一郎先輩が4人組を睨むとバツが悪そうに舌打ちをして4人組が逃げて行った。
ガル子「先輩、ごめんなさい………怖かっ……」
言い終わる前にギュッと先輩に抱きしめられた。
ゆう「謝んなよ。1人にして怖い思いさせてごめんな?──俺、ガル田が好きだよ。ガル田の事ちゃんと守るから俺と付き合ってくれないか?」
真剣な有一郎先輩の言葉に「はい」と返事をした。
ゆう「これからよろしくな?」
ガル子「はい………。よろしくお願いします」
有一郎先輩が指で涙を拭ってくれて頬に軽くチュッとしてきた。
ガル子「…………………!!」
突然の事にびっくりしてると有一郎先輩も照れて別の方を見た。
それから待ち合わせ時間になりガル乃ちゃんと無一郎先輩と合流して、付き合った事を報告したら2人に「良かったね~♪おめでとう!!」って祝福された。
──終わり──
(コメントやプラスありがとうございました🙇♀️)+25
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