ガールズちゃんねる
  • 7258. 匿名 2024/04/24(水) 23:17:56 

    >>7143
    他力本願お題紐付いてないけど、勝手に書いてみた💦
    こんなんで良いかな?見切り発車ゆえどうなるかわからない


    ⚠🐚隠大体抱いてる水柱


    【一】
    「水屋敷…このあたりのはずだけど…」
    地図が分かりにくいのはいつものことだ。万が一を考えて、最後は自力で辿り着けと

    「千年竹林……」

    書かれた名称を呟いていると、背後から「ガル山さん?」と声をかけられた。「はっ、ガル山です」頭を下げると「ここは大抵迷うから、迎えに来たの」「ありがとうございます」
    私より少々年齢の行ったその女性隠は、モブ田モブ子だと名乗り、年令と共に隊士ほどでなくとも激務のため身体が追いつかなくなり、引退を申し出たそうだ。同じく元隠しで今は別の仕事をしている男性との結婚は既に決まっているそうだ
    「私の代わりによろしくね」
    「はい、全力で努めさせていただきます」
    声を張り上げた私に、モブ田さんはふっと笑った
    「水柱──冨岡さんにお会いしたことは?」
    「私は無いんです。噂では……」
    お聞きしていますが、
    特徴的な羽織を着てるからすぐ分かると言われていた
    そして、水柱様は 
    ──とんでもなく美しい方であられるとも
    と言おうとしたが、モブ子さんの
    「あら、ちょうど鍛練なさってるわ」
    の声に遮られた
    狂いのない太刀筋、乱れぬ呼吸
    そして、汗一つかかぬかんばせは噂以上の美貌(男性にこの表現は正しいのだろうか?)だった
    あぜんとして見とれていると、やがて水柱様は木刀を下ろし、水筒を口に付けた
    ごくり、と動く喉仏まで、完璧な造形に見えてゾクリとする
    「水柱様」
    「……何だ」
    「私の代わりに水屋敷の隠しになるガル山です」
    無表情なのに美しい青い瞳がこちらを捉え、私は固まる
    何とか出てきた声は酷く上擦っていた


    「今日より水屋敷付きの隠しとなったガル山がる子です。以後よろしくお願いします」

    これが出会いだった
    もう一つの噂、彼と関わる女は大抵喰われていると噂のある、私の主人、水柱様との

    +31

    -17

  • 7264. 匿名 2024/04/24(水) 23:23:35 

    >>7258
    横ですが続き楽しみです

    +21

    -7

  • 7267. 匿名 2024/04/24(水) 23:26:30 

    >>7258
    ふぁっ!!?まさかの供給が♡( ⸝⸝⸝òɷó)・゚・。
    ありがとう神よ

    +21

    -9

  • 7271. 匿名 2024/04/24(水) 23:30:44 

    >>7258
    🐚
    リク主様ではないけれど大好きなシチュエーションで読めて嬉しい
    続きも楽しみです

    +23

    -8

  • 7281. 匿名 2024/04/24(水) 23:41:14 

    >>7258
    ⚠解釈違い
    ⚠🐚隠大体抱いてる水柱
    【二】
    私を水屋敷に案内しながら、モブ田さんは言った
    「聞いてるんでしょう、あの噂。……ねえ、ガル山さんも引っかかっちゃ駄目よ。…あの方は隊士としては確かだけど、誠実さの欠片も無いの。私の同僚も何人食い物にされたか」
    「そう…なんですね」
    「驚かないの?」
    「だって……」
    納得するしか無かった。きっと、誘われて付いて行かない選択を出来る女はいないのだろう

    それだけだ


    隠しの仕事は多岐に渡る
    一番大変なのはやはり鬼狩りの後の処理で、体力勝負となる
    伝令が出た瞬間目の前から水柱様はいなくなるが、追いつく頃には残党もいないし怪我人も少ない

    「柱」の実力を思い知る日々だった


    私に後任の仕事を教えきったモブ田さんは、予定通り今夜が最後となる
    昼間は隠しも休息と仕事に別れるが、私は今日は非番で、「休めるときにはしっかり休む」という鬼殺隊に習うことにした
    つまり寝ようとしたのだが、眠れない
    元の屋敷に居た頃から、いつ、どんな場でも眠れるようにしてきたというのに……
    少し身体を動かすか、いやそれでは夜の任務に障るだろうか
    ふと、モブ田さんに挨拶をしようと思った
    夕方会えるはずだが、急な伝令が来たら慌ただしくなる
    モブ田さんの部屋に向かっている最中、奥から声がした
    「この声は…」
    モブ田さんだ。間違いない

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