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6640. 匿名 2024/04/23(火) 22:13:52
>>6633
酔って電話してくる煉獄課長③
⚠️🐚⚠️解釈違い
──スマホが震える。
今日は何かあったっけ?仕事じゃないプライベートの飲み会だろうか。
「もしもーし?今どこですか?キメツ駅ですね。キメ公前了解です。そこから動いちゃダメですよ?わかりました?」
煉獄課長を迎えに行くと、少し違う雰囲気の煉獄課長がいた。今日は飲むお酒の種類が違ったのかしら。
「さあ帰りますよ」
いつものように煉獄課長を腕を自分の首の後ろに回して支えようとすると煉獄課長がビクっとしたのがわかった。
「どうしました?気分が悪いですか?」
「いや…何も」
「じゃあこのまま真っ直ぐ帰りますね」
煉獄課長を支えながら歩くと普段より軽い。しっかり歩けてるから今日はそこまで酔ってないのかもしれない。
マンションに着くと、煉獄課長のポケットを漁って鍵を出す。またもや煉獄課長がビクっと反応した。鍵を開けて煉獄課長を支えながらベッドに連れていく。
「お水持ってきますね」
勝手知ったる冷蔵庫を開け、ペットボトルの水を取り出して振り向くと煉獄課長がまじまじとこちらを見ている。
「どうしたんですか。今日はいつもと違いますね」
「…君はいつもこんなことを?」
+37
-7
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6684. 匿名 2024/04/23(火) 22:38:28
>>6640
⚠️🐚
えっ!?ホントに覚えてないの???
続き気になるー!!+16
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7214. 匿名 2024/04/24(水) 22:12:35
>>6640
酔って電話してくる煉獄課長④
⚠️🐚⚠️解釈違い
「…君はいつもこんなことを?」
ん?
「夜遅くに電話した時のことを君に初めて聞いた日、ベッド脇のゴミ箱から使用済の避妊具を見つけた」
見つけた?いや、普通にあるでしょ。使ったんだし。使ってなかったら私が困る。煉獄課長も困るでしょう。遊びなんだし。
「誰か侵入者が捨てていったのかとも考えたが、このマンションのセキュリティ上その線は薄い。つまり、俺が使ったものと考えるのが妥当だろう」
名推理!じゃなくて煉獄課長は一体何を言ってるの?なんか他人事じゃない?
「飲み会の度に避妊具がゴミ箱から見つかる。発信履歴を見返すとやけに君に電話している。君が何か知っているんじゃないかと聞いてもはぐらかされる。だからこうして酔ったふりをして君に電話をかけてみたわけだが」
「え?酔ってないんですか?」
「酔っていない」
「俺は酔う度に君に電話をかけて呼び出し…君を抱いているのか?」
「…覚えてないんですか」
「覚えていないから聞いているんだ」
今までずっと…?じゃあ何事もなかったように接してくるのも記憶に全くないから?
「おっしゃるように、私は煉獄課長が酔う度にここに来ています」
煉獄課長は大きなため息をついて頭を抱えた。
+39
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