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660. 匿名 2024/04/12(金) 22:18:31
>>482お題
「あくまで提案」
この言葉をどこかに使ったお話+28
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817. 匿名 2024/04/13(土) 05:02:28
>>660
素晴らしい提案をしよう。
お前も鬼にならないか?
いや、あくまで提案なんだがな💦
他に良い案があるなら教えてくれ💦💦
俺のはあくまで提案だから💦💦💦
お話じゃなくてごめん(笑)なんかこれが浮かんだ💦+41
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7793. 匿名 2024/04/26(金) 11:24:50
>>660 >>3202
耳打ち×「あくまで提案」⚠️💎1/2
「あーあ、なんか映画でも観てぇなー。」
隣に座っていた宇髄先生が、頭の後ろで手を組んだ。椅子にもたれて、天井を見上げながら風船ガムを膨らませている。パーカーからふわりと良い香りが鼻を掠めてきて、思わずパソコンのキーボードを打つ手を止めた。
今日もカッコいいな...。
宇髄先生は見た目こそ先生っぽくないが、凄く生徒思いの素敵な先生だ。4月からこの学校で勤務している私でもわかる程に、生徒の子達からとても好かれている。
こんな呟きを聞いたら、それこそ映画に誘いたくなってしまう。だが、私にはそんな勇気はない。
「...先生は何系がお好きなんですか?」
「俺?割となんでも観るなー。洋画でも邦画でも、ジャンル問わず。ガル山は?」
「わ、私も結構なんでも観ます...!」
「へぇー、そっかそっか...。」
頷きながら、再びプクーッとガムを膨らませる先生。何か考えているようにも見えるけれど、何かが全然わからない。打たれ弱い私は、打たれる前から既に心が折れそうになった。
うぅ...会話が続かない。
なんか面白い返しとか、せめて興味持ってもらえる話題とか。なんか思いつかないだろうか。
あっ、そうだ!
「そ、そういえば!今日金曜ロードショーでシンデレラやりますよ!実写版の!」
「...シンデレラ?」
風船ガムがパチンと弾けた。
「は、はい...!いろんなドレスがいっぱい出てきて、凄く綺麗なんです...!」
「へぇ〜...。」
「デ、デザインも凝ってるので...!き、きっと先生も楽しめるんじゃないかと...!」
「......。」
...駄目だ、折れた。
下を向き、熱くなった頬を隠した。
よりによってシンデレラって、そりゃ先生も返答に困るよね。でも、美術教師の先生ならもしかしたらって思ったんだ。
「な、なんかすみません...。」
今日はもう、シンデレラ観ながら現実逃避だな...。
つづく+28
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10311. 匿名 2024/05/01(水) 21:17:46
>>660あくまで提案
>>4899新婚旅行
>>9763
「春の夜の夢」 第五話
今、わたしは列車に乗っている。
隣では伊黒さんが先日、銀座で買った本を読んでいる。
昨日「何かしたいことはないか」と唐突に聞かれ「そうですね。強いていえば、少し遠くに行ってみたいです」と答え、今に至る。
柱には各々の担当区域がある。
鬼の出現は神出鬼没なので、夜間は担当区域を離れることはほとんどなかった。
東京を離れるのは久しぶりだった。
熱海行きの列車に乗った時から、少し違和感があった。
なんというか、車両全体が浮き足だっているのだ。
その理由は、走り始めてから話しかけてきた隣の席の女性の一言でわかった。
「あなた方も新婚旅行ですか?うちもなんです」
尾崎紅葉の金色夜叉が一世を風靡してから観光人気が高まった熱海は、いつの間にか新婚旅行のメッカになっていた。
熱海駅を降りてからも、しきりに話しかけられる。
「新婚さんですか?良い旅を」
「旦那さん、これ奥さんにおすすめですよ」
その度に曖昧に笑ったり否定したりしていたけれど、宿に着く頃には少し疲れていた。
宿泊台帳を受け取って、記入しようとソファに腰掛けた伊黒さんが、驚くことを言った。
「がる子。あくまで提案だが、きりが無いからここにいる間は、俺たちの関係をあえて否定しなくてもいいのではないか?」
「え?でも、そうすると伊黒さんと夫婦だと思われてしまいますが」
自分で声に出した『夫婦』という言葉が妙に生々しくて、顔が熱くなった。
「そうだな。だが、さっきから君の反応は道ならぬ恋をしているようにしか見えないが、それは良いのか」
笑いを含んだ目で見つめられて、ドギマギした。
「それは……よくないです」
「そんな誤解を振り撒くくらいなら、礼の一つでも言っておけば良い」
「それに……」と伊黒さんは視線を落として付け加えた。
「あまり否定されるのも悲しい」
「……わかりました」
「では、これで出しておく」
にっこりと笑った伊黒さんは万年筆を台帳に走らせた。
『伊黒 小芭内
がる子』
続く
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12480. 匿名 2024/05/05(日) 21:30:28
⚠解釈 戦国☀さん(24歳)
>>660 あくまでも提案
>>4910 残りの寿命を買わせてよ 50年50億
「これは、あくまでも提案なのだが」
1年1億ではどうだろうか?
彼の言葉に私はギョッとした。
「なんで…」
「それだけあれば、私がいなくなっても不自由なく暮らせるだろう」
だから…他の男の元に嫁がないでくれ。
その消え入りそうな声に無性に怒りを覚えた。
私は老人に向き直った。
「それなら、私の寿命を全て買ってください。ただし1年だけ残して」
老人は気味の悪い瞳で私達の顔をじっと見ていた。
そして、ふっと嗤って消えた。
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