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4243. 匿名 2024/04/19(金) 21:30:58
>>593
【マニアックお題】
昔遊んでてチャラかった推し
今もチャラくても、今は落ちついててもどちらでもOK
そんな推しもいいよね…
⚠️🐚キャプション、時間帯注意+24
-3
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4302. 匿名 2024/04/19(金) 22:01:08
>>4243チャラかった推し >>544歌お題
⚠️🐚 ⚠️解釈違い
⚠️どんな推しでも許せる方のみ🌫
捕食:①
「彼女面なんてしないから安心して」
それは単なる遊び相手が言うならお利口さんなセリフなんだけど、彼女の口から聞かされると何となく面白くなかった。
「そう」
ベッドにうつ伏せに横たわったまま素っ気なく返事した僕を、どこか諦めたような表情で見ていることにも気付かないフリをした。
他にかけるべき言葉があったはずなんだけど、僕も少し不貞腐れ気味だったのかもしれない。
こっちは割と本気で口説いたつもりだったのに君は違ったのかなって、肩透かしを食らった気分だったんだ。
彼女とは付き合っているわけではなかったし寝たのもその一度きり。
決してワンナイトで遊びたかったわけじゃないのに、ちょっとだけ遊びすぎていた僕の“本気”は伝わらなかったみたい。
そりゃ確かに僕も順番を間違えたなとは思ったけどさ。
昼に学食に行くと友人と談笑している彼女を見かけた。
するとそこに一人の男子学生が近寄り、ルーズリーフらしき物を彼女に手渡す。
ノートでも貸していたのだろうか。
笑顔で会話を交わす2人に正直モヤッとした。
彼女に話し掛ける男はみんな彼女に気があるように思えてならない。
何なんだろうこの現象。
ねぇ、誰なのそいつ。
早くどっか行ってくれないかな。
……ああ、僕ってこんな子供じみたヤツだったっけ。
カッコわる。
そいつが去ったのを見届けてから僕は彼女に近付いた。
「今日の帰り、時間ある? 一緒に来てほしい所があるんだけど」
彼女の友人が好奇の目で見ているのがひしひしと伝わってくるけど関係ない。
怪訝そうな顔をしながらも彼女は頷いてくれた。
「連れて来たかったのって、ここ……?」
「そう、僕の部屋。前に一度来たことあるでしょ」
彼女を抱いた時のことだ。
その一度きりの情事を思い出してくれているといい、などと下卑たことを考えながら彼女の様子を窺う。
「べつに連れ込んで襲おうっていうんじゃないよ。ゆっくり話がしたいだけ」
一言余計だったかなとは思ったけど、とりあえず部屋には入ってくれたので一安心する。
ベッドに直行した前回とは違い、ソファに座るよう促しお茶の準備をした。
紅茶を淹れて戻ると彼女は物珍しそうに僕の部屋を見ていた。
こないだはそんな余裕無かったもんね。
「紅茶……好きなの?」
「え? あぁ、わりと。変かな」
「ううん、男の人にしては珍しいなって」
……また何か勘繰ってるんだろうなとピンときた。
紅茶が女子御用達のアイテムだなんて誰が決めたのさ。
まったく偏見もいいとこだ。
(つづく)+29
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