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3629. 匿名 2024/04/18(木) 09:11:19
>>3079
続き
時透くんと手を繋いで道の駅のいろいろな所を回っていると中庭の一角にまだ葉桜になってない1本の桜の木が目に止まった。
ガル子「ねえ、まだ葉桜になってない木あるね」背の高い彼を見上げて声をかけた。
ゆう「あ……そうっすね………。多分、日影寄りってのもあると思いますよ……」
緊張してるのか握ってる手がちょっと強くなった。
ガル子「あ……なるほど。たしかにそうかもね。ね、アイス食べない?期間限定のがまだあるからそれ食べよ?」
ゆう「あ、いいですね。俺、買ってきます。そこのベンチでちょっと待ってて下さい」
パッと手を離し売店に行き期間限定アイスを買いに行って数分で戻って来て「ん」とアイスを渡された。
ガル子「時透くんありがとう。お金渡すね」
財布からお金を渡そうとしたら止められた。
ゆう「いや、いいです。あの日のノンアルのお礼です」
ガル子「あ、ありがとう……ご馳走様です」
2人でベンチに座りアイスを食べた。
ゆう「美味いっすね……」
ガル子「うん………美味しい」
それからは無言でアイスを食べながら中庭の桜を眺めた。
アイスを食べてからはまたいろいろ見て回りお昼を食べてからお土産コーナーでちょっとしたお土産を買ってから車に戻って次の場所に移動した。
──着いた場所は海を一望出来る高台だった(誰もいない)。
ガル子「すごい………いい眺め」
高台から見る海が太陽の光に反射してキラキラとしていた。
続く(次でラストです)+25
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3929. 匿名 2024/04/18(木) 23:54:06
>>3629
続き(ラスト)
⚠️🐚?←一応、念のため
海を眺めていると時透くんがギュッと後ろから抱きしめてきた。
ガル子「え………!!時透くん?」
振り返ると時透くんのギュッと抱きしめる力が強くなった。
ゆう「俺、先輩の事が好き……。ずっとさ……高校の時に伝えたかったけど、先輩が先に卒業しちゃったから言えなかった。──あの日、先輩に再会してメッセージのやり取りをするようになってからやっぱり先輩が好きだって気付いて………」
落ち着いた低い声で想いを告げてきた。
ガル子「え……あの……」
ゆう「返事急がないんで……」
時透くんの想いにドキドキしてると抱きしめる力を緩めた。
ガル子「時透くん……!!時透くんの気持ちすごく嬉しい。私も………あの日、再会してメッセージのやり取りをするようになって、今日の誘いとかすごく嬉しかった。──私も時透くんが好きだよ」
ゆう「────!!」
自分の気持ちを素直に伝えて振り返るとちょっと赤面していた。
ゆう「え、待って……それ本当?」
"うん"と頷くとギュッとしてきた。
ゆう「じゃあ……今日からよろしくお願いします。俺、独占欲強いし嫉妬もするし、先輩の事、すげー大事にするから覚悟しといて?」
ガル子「え、うん、こちらこそよろしく。」
高校時代の後輩との再会で先輩後輩の関係から彼氏彼女になった春から初夏にかけての出来事。
──🌸終わり🌸──
(プラスやコメントありがとうございました🙇♀️✨)+22
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