【2次元】鬼滅の刃で彼氏にしたいキャラPart16【妄想】

[3099. 匿名]

>>3095 SS「推しの第二ボタンを奪え」⚠️解釈💎後半

言っちゃう！？ホントは天元からほしかったって。あれっそれとも先に好きですって言えばいいのかな！？どうする？あぁでも！ちょっと待って不意打ちすぎて心の準備がぁぁぁぁぁ…
天元はフリーズ中の私に「ちょっと待ってろ」と言い残すと、家の中に入っていってしまった。

うあぁぁぁ今だった！切り出すなら今のタイミングだったのに！！私のアホ！ばかっ！判断が遅いっ！！こんなグズグズしてるから何年も片思いのままなんだ！きっと大学であっという間に天元には綺麗な彼女ができてそのうちここに連れて来たりしてバッタリ会って「こいつ妹みたいなもん」なんて紹介されちゃったりするんだきっと！いやだぁぁぁぁ…

「待たせて悪ぃな…って、うぉ、お前なんで泣いてんの？」
「天元…大学行かないでえぇぇ」
「あぁ？なんなんだよ急に…ほらこれ、やるよ。虫除け」
「…うぅっ、むしよけ…？」
カラコロと音を立てて私の手のひらに乗せられたのは、ころんとした丸い形のブリキケースだった。
「うぅっ、何これ薬入れ？」
「いいから見てみ」
振ってみると中に何かが複数入っているような音がする。
蓋を開けて出て来たのはふたつのボタン。

「これが小学生のときの、こっちが中学生のときのやつだな」
ブリキケースを覗き込んで天元がひとつずつ解説する。
「…どういうこと？」
「誰かさんがいつまで経ってももらいに来てくれねぇから、地味に仕舞い込んでたやつ。ここに今日もう一個加えようと思ってたんだわ」

天元はスラックスのポケットを探ると、もうひとつボタンを取り出してケースに並べた。
「今日三年の男子が何人か、がる子を探してたんだわ。最後にお前にボタン渡したかったんだろ、もちろん邪魔しといてやったけど。俺余裕かましてたけどよ、お前に初めて第二ボタン渡すのが俺じゃねぇかもしれねぇって気付いたとき、派手に後悔した。カッコつけてねぇで…もっと早く渡しときゃよかった…」

目を細めて私を見つめると、天元が続ける。
「がる子、こいつら持っててくれる？いらねぇなら処分しててくれりゃいいから」
「…念のため聞くけど…これぜんぶ、第二ボタン…？」
「ははっ、他になんのボタンがあるんだよ」

胸がいっぱいになってしまって言葉が出ず、さっきとは違う理由で目が潤んでくる。
「地味だろ？12ん時からお前がもらいに来てくれねぇからってこんなモンに入れてずっと取っておくなんてよ…あれ、お前また泣いてる？」
「うぅっ、うれしいよ〜！天元〜好き〜」
「待て待て待て、お前まで泣くことねぇだろ。嬉しいならそういう顔してくれ…一瞬本気で迷惑なのかと思って焦ったぜ…」

天元は苦笑いすると、私の頭を撫でてぎゅっと抱きしめてくれた。
「は〜よかった、これで心置きなく卒業できるわ」
「うぅ〜天元…大学に行って綺麗な彼女作らないでね…」
「はぁ〜？お前今の流れでそういうこと言う？」
「だっ、だってなんか、天元ハンパなくモテるし、やっぱり心配なんだもん！」
「俺がなんのためにド派手に地味な片思い遍歴をバラしたと思ってんだ…。お前こそ俺がいない隙に男どもに告られたりするんじゃねぇぞ」
「は〜？おまゆう〜！じっ、自分のこと棚に上げすぎじゃない！？」
「俺はいーの。慣れてるから」
「は〜？ちょっと何言ってるのかわからなすぎるんですけど！」

ポコポコと胸元を叩く私の手を握ると、ちゅ…とおでこに口付けられた。
「心配すんな、俺はずっとがる子一筋なんだから」
(おわり)

[3107. 匿名]

>>3099
ええええ今までの全部もくれるなんて🥹ずっと想ってましたって伝えてくれてる🥹他の男からもらっちゃうかもってヤキモキする等身大の感じもかわいい。

[3108. 匿名]

>>3099
小中のボタンとってて、今回も他の男の邪魔してって愛されてるじゃないのよお〜！いいねいいねアオハルだねえ！

[3109. 匿名]

>>3099
素敵〜❤️
女の子を振るたびに胸を痛める💎さん…そういう繊細さも魅力的ですね🥰
一途な💎さん、好きです。書いてくれて読ませてくれてありがとう🙏🏼✨ずっと読んでいたかったよー！

[3124. 匿名]

>>3099
ガル子ちゃんに一途な天元様…良〜〜〜！！！💘
胸キュンをありがとう！

[3126. 匿名]

>>3099
めっちゃ愛されてる！！ずっと一途に思い続けてた天元さまステキ♡なんか可愛い♡
読みながらキュン🥰としました✨