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2768. 匿名 2024/04/16(火) 21:51:04
>>2598
僕の初恋が叶うまで🌫②
⚠️生徒と先生
「………………」
「何か言ってよ、先生」
僕の告白を受けて先生は完全に固まってしまった。ようやく頭が理解したのか、真っ赤だった顔がじわじわと更に赤くなる。
「すすすす好きって…!?」
「うん、先生のこと好きになっちゃった」
「なんで!?」
「んー…。真っ赤な顔が可愛くて?」
「かわ……!?」
これ、このまま攻めてたら倒れそうだな。余裕の無い大人って面白い。
「おい、無一郎」
校舎玄関で待っていたはずの兄さんが痺れを切らして部室に乗り込んできた。あぁ、もうちょっと先生のこと攻めたかったのに。
「いつまで待たせる気だ……って誰?」
「ガ………ガル田ガル子です!!」
「春からこの学校の先生になるんだって」
「ふ~ん。で?その先生と何してんだよ」
「口説いてたんだよ。ね?」
「ぅえ!?いや……あの…………」
僕の問いかけに先生は面白いほど動揺している。それを見た兄さんが溜め息をついた。
「弟がアホですみません」
「すっごく失礼だな」
「いいから帰るぞ。帰宅ラッシュに巻き込まれる」
「はいはい。じゃあ、先生またね」
「え…あ……さようなら」
先生に手を振って兄さんと部室をあとにする。結局最後まで先生の顔は真っ赤だった。
「おまえなぁ、いくら新任の先生だからって悪ふざけが過ぎるぞ」
「ふざけてなんかないよ。僕の初恋なんだから応援してくれてもいいじゃん」
「は?マジで言ってんのか」
「もしかして兄さんも先生のこと好きになっちゃった?ダメだよ、僕が先に好きになったんだから」
「おまえってやつは……。でも、なんか聞いたことある気がするんだよな。ガル田ガル子って名前」
「僕は初めて聞いたよ?」
「どこで聞いたんだっけなー」
生まれた時から一緒にいる僕が聞いたこと無いんだから、兄さんだけが先生のことを知っているなんてありえない。それで先生の気を引こうとしてもダメだからね。
先生は僕が手に入れるんだから。
つづく🌸+27
-8
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2805. 匿名 2024/04/16(火) 22:34:07
>>2768
読んでます♡+20
-5
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2824. 匿名 2024/04/16(火) 22:53:22
>>2768
私も読んでます✋+17
-3
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3011. 匿名 2024/04/17(水) 12:11:27
>>2768
僕の初恋が叶うまで🌫③
⚠️生徒と先生
「ガル田ガル子です。担当は英語で、1年生の授業を受け持ちます」
始業式、着任した先生たちが挨拶をしていく。そこにはもちろんガル田先生もいて、僕は熱い視線を送った。
「無一郎、見すぎだ」
「ねぇ兄さん、どうやったら先生に近づけると思う?」
「知るかよ…」
普通に学校生活を送っていたら3年生の僕が1年生の先生と関わることはまず無い。真っ正面から攻めるしかない…かな?
始業式の翌日から僕は行動に移った。帰りのHRが終わってすぐ職員室へ向かう。
「お、時透。兄か?弟か?どうした?」
「弟です。英語で分からないところがあって」
「あー……モブ本先生は席を外してるなぁ」
3年英語担当のモブ本先生が放課後すぐ部活へ行くのを僕は知っている。だから放課後に来たんだよ。職員室を見渡すと目当ての人とバチッと目が合った。
「先生、英語教えて」
「他にも英語の先生いる…」
「ガル田先生がいいんだよ。はい、ここ。ここの訳し方が分かんない」
座っている先生の斜め後ろから参考書を見せる。僕らの距離は前に先生の髪についた桜の花びらを取った時よりも近い。
「先生さ、僕が職員室に入ってきたのよく気づいたね」
「それはたまたま…」
「ずっと見てたでしょ」
「見てない」
僕の位置から先生の表情は分からないけど、見えている耳が赤くなっている。
「ねぇ先生。こっち向いてよ」
「……………」
「僕のこと意識してるの?」
返事の代わりに先生は思い切り頭を横に振った。強がるなぁ。それなら仕方がないと、耳元に口を近づける。
「好きだよ」
そう囁くと先生はガタリと椅子から立ち上がり、耳を押さえながら真っ赤な顔で僕を見た。周りの先生たちが不思議そうにしている。
絶対に僕のこと好きって言わせてみせるよ。
つづく🌸+28
-10
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