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2665. 匿名 2024/04/16(火) 20:47:05
>>532 お題「書きたい所だけ書いてみた」
⚠️解釈違い⚠️方言(昔縁があったけど今は無いのでかなり怪しい)⚠️携帯が無い時代だったり、スマホがある時代だったりよく分からない。
しゃもじ娘とお好み焼き男(タイトルだけ立派) 1
川岸をずらっと桃色に染めていた桜も今はすっかり散って黄緑色の若葉が枝から勢いよく生えて、ああ、桜の季節は終わって、あやめとか藤とか薔薇につつじとか、春は春でもまた違う花々が威勢よく咲く季節になるんだなって思う。
私といえば地元の大学に入学して新しい生活が始まったばかり。この地から出て他の大学へ行くことも考えたけどご縁が無かったのかこのまま実家から通える大学に行くことになった。
まあ、この町も好きだし、新しく入学することになった大学も地元でなじみがあるし嫌じゃない。寧ろ、近隣の県の子達が入学していろんな話を聞けて面白い。下宿するのはちょっと羨ましいけれど。
新しくサークルも入ったし楽しい。でも、どうしてなんだろう。どこか心ここ有らずになってしまうのは。
「ガル子ちゃん、サークルの先輩恰好よいと思わんと?」
「ほんまじゃねぇ、でも、うちには大人すぎるわぁ。」
「そうと?うちは好きと。彼女おるとかな。」
「分からんねぇ。」
「ガル美ちゃん、あの先輩は彼女おるけぇ駄目じゃ。」
「ガル代ちゃん本当と?残念とよ。」
九州のガル美ちゃんと地元のガル代ちゃんの話をぼんやり聞く。
「それより、クラスの子で格好いい人おらんとね?」
「あ、そうじゃそうじゃ、うちのクラスじゃないけど隣のクラスでおるんよ。授業は科が一緒で大体一緒じゃけどまだ喋れんのよ。」
「あぁ、それは難しいとよ。」
二人の楽しそうな声をぼんやり聞く。そうじゃ、大学は楽しいけど、なんか恋とか誰が恰好いいとかなんか苦手だな。いや、興味あるんだけど何となく今はいいというか。何でじゃろうか。
最初は学校の説明とか教科書購入とかどの授業を取るかとか、授業は授業で高校の時より個性的な先生たちばかりで、入学してからの毎日はあわただしくあっという間に過ぎていく。
トゥルルルルル
夜、リビングでくつろいでいると電話が鳴る。
「はい、ガル山です。」
「おう!わしじゃ!」
「あ!錆兎!」
「ガル子か、元気にしとるんか?学校はどうじゃ?」
「勿論元気じゃ。それより錆兎の方はどうなん?」
「わしか?わしは元気じゃ!さすが都会じゃけぇ、電車とか難儀したんじゃが大体なれたわ。」
「ほうなん、それは良かったねぇ。さすが錆兎じゃわ。方言はどうなん?いろいろ言われるんじゃないん?」
「そうじゃ、なるべく気をつけとるんじゃがの、ひょいっと出てしもうて慌てたんじゃ。それもいいとか言われるんじゃが、さすがに丸出しにするんわけにはいかんけえのぉ。」
「なんじゃ、錆兎か?」
父さんの声が奥からした。錆兎が電話してくるときは大体うちの父さんに用がある。と言っても釣りだけど。父さんが早く代われと煩い。
「うん。もうちぃと待って。」
父さんにそう言ってまた錆兎に話しかけた。
「どしたん?釣りの電話?まだ夏休みは早いんじゃない?」
「ああ、それなんじゃが、GWに帰ろうかと思うとるんじゃ。」
「えっ!ほんま?大丈夫なん?」
「ああ、おじさんとこの手伝いをして欲しいんじゃと。」
「新生活始まったばかりなのに大丈夫?大変そうじゃねぇ。あ、お父さんに変わるね。」
「そうじゃの。」
なんじゃろうか。なんかうちは嬉しくなったんじゃ。
続けたいけど書けるかどうか怪しいのでこちらで。+22
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2687. 匿名 2024/04/16(火) 21:01:47
>>2665
錆兎の方言がめっちゃ似合うし刺さる
続け〜〜🪄✨✨✨✨✨+19
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2734. 匿名 2024/04/16(火) 21:27:39
>>2665
えっ、じゃけぇ言う錆兎⁈好きー💕続いてほしいー。+22
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2737. 匿名 2024/04/16(火) 21:30:23
>>2665
錆兎がヤッハーみたいな喋り方してる𐤔𐤔+21
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