ガールズちゃんねる
  • 2086. 匿名 2024/04/15(月) 17:07:50 

    >>482
    【お題】柱稽古
    原作に沿ったものから、原作にはない妄想までなんでも

    +24

    -2

  • 4174. 匿名 2024/04/19(金) 20:48:20 

    >>2086
    お題「柱稽古」

    ⚠柱稽古というには解釈違いすぎ
    ⚠己の趣味に全振り
    ⚠不快な方はスルー推奨!

    「ま、待ってよ!累!」
    立ち去る背中に手を伸ばそうにも腕が動かせない
    腕だけでなく身体じゅうを糸でぐるぐる巻きにされ柱に縛り付けられている
    「こんなことしなくても私は貴方から逃げたりしないわ!
    …本当よ!…ねえったら!累!」
    必死に訴える私を振り向くと 
    冷たい目が蔑むように私を見ると
    指先で糸を弄びながら言う
    「…ふうん?本当かな?
    この前来た鬼狩りのこと…
    興味深そうに見ていたよね?」
    「み、見てないわ!そんなに…」
    「すぐに僕が戻って来たから
    一瞬でバラバラにして事なきを得たけど…
    イケメンだなって一瞬でもときめいてなかった?」
    「そ、そんな…そんなことあるわけない…じゃない!」
    私は思わず顔を逸らした
    それがますます累を昂らせた
    「う…ううっ!」
    ギリギリと糸が身体に喰い込み
    累の糸が最高度まで赤くなってゆく──

    ああ…ごめんなさい!
    自信満々で貴方に挑もうとする鬼狩りが一瞬だけ格好良く見えてしまったのよ
    でも、やっぱり貴方には誰も敵わない…
    だから…ねえ…大好きよ…累…

    終わり🕸🕷

    +36

    -10

  • 9580. 匿名 2024/04/30(火) 12:05:06 

    >>2086柱稽古
    >>9557

    「春の夜の夢」 第三話

    朝食を終えた伊黒さんは、熱いほうじ茶が入った湯呑みを両手で包んでいた。飲まなくても香りを楽しめるようにと毎回じっくりと焙煎している。久しぶりに手順を考えながら作業をしていると、指先まで血が通っていくようだった。
    「鬼がいない世の中というのが、にわかには信じられないな」
    伊黒さんが庭に目をやった。
    一時期は巻き藁や打ち込み用の立木などが置かれていたが、それらが撤去された今、庭は本来の美しさを取り戻している。
    一番目立つところに枝ぶりのいい松があって、対極には桜の大木もあり、昨日から咲き始めた桜はいくつか花の数を増やしている。すこし離れた池では鏑丸くんが水浴びをしていた。
    目を細めてそれを見ていた伊黒さんに問いかけられた。
    「君は初めて会った日のことを覚えているか?」
    「もちろんです。強烈でしたから」
    私が初めて隠さんに連れられて、この屋敷を訪れたとき、いくら家の中を探しても伊黒さんは見つからなかった。
    「ちゃんといてくれって言ったのに」とぼやく隠さんの後ろから「どこを探しているんだ」と鋭い声が飛んできた。
    松の木に寝そべり、人差し指をこちらに向けた伊黒さんは「俺は女は信用しない。今すぐ連れて帰れ」と、にべもなく言った。
    隠さんが囁いた。
    「無理そうだったら辞めてもいい。ネチネチといびられて何人も辞めているんだ」
    「いらないというのに、お前たちが端女を送り込んでくるからだろう」
    驚いた…この方は耳もいいのか。「柱おっかねぇなぁ」と、首をすくめた隠さんは「そんじゃ、つぎの任務があるんで」と早々に帰っていった。

    「懐かしいですね」
    「君もすぐにここを出ていくと思った」
    確かに苦手な人もいるのだろう。でも……
    「私、言葉はきついけれど言われた通りに待っていてくれた伊黒さんは悪い人ではないと思ったんです」
    伊黒さんは「ほう」と息を漏らした。
    「それに間違ったことを言われたことはないですし」
    伊黒さんは小柄だけれども圧倒的な威圧感があり、下手なことを言うと鋭い眼光に射抜かれながらネチネチと叱責される。
    指摘の内容は確かに細かいけれど、適切だった。しかし慣れないとやはり萎縮してしまうのだろう。
    私も一般隊士や隠が蛇に睨まれた蛙のようになっているのを見たことがある。
    ただ、伊黒さんの名誉のために言うと怖いと言われているのは仕方のないことでもあった。
    全ての柱と一部の隊士は一日中絶え間なく気を張り巡らせている。それは全集中の呼吸常中といって、これができる隊士は格段に強いと仲良くなった隠さんに教えてもらった。
    全集中常中は常時臨戦体制と言い換えてもよく、触れたら切れそうな雰囲気を身にまとっており、それが近寄りがたさもにつながる。
    鬼殺隊は常に死と隣り合わせだ。
    肉体の限界まで鍛錬を重ねている伊黒さんでさえ、過去に一週間ほど意識が戻らずに命が危ぶまれるような怪我をすることがあった。
    柱ですらそうなのだから、一般隊士は薄氷を踏むような思いで任務に備えていただろう。

    最終決戦に備えて、全隊士に柱稽古の招集がかかった。
    柱稽古で伊黒さんは、次から次へとくる隊士を機械のように捌いているように見えたが、それだけではなかった。
    担当は太刀筋の矯正だったが、伊黒さんの真骨頂はその観察力と分析力だと思う。
    伊黒さんは人の弱点を見つけるのが得意だった。
    一度手合わせをすると相手の弱点が分かるようで、そこをネチネチと徹底的に攻める。
    嫌なところばかり突いてくると愚痴を言う隊士もいたが、私の目には隊士たちが各々の弱点を克服して日に日に強くなっているように見えた。
    どこまで伝わっていたかはわからないが、伊黒さんの厳しい言葉の裏には「誰にも死んでほしくない」という想いが垣間見えた。

    庭一つとっても思い出がありすぎる。ありし日のことを思い出しながら、こっそり袖で目頭をおさえた。

    続く

    +33

    -7

  • 11066. 匿名 2024/05/03(金) 09:14:42 

    >>2086
    【柱稽古】
    ⚠️解釈違い⚠️有一郎くんも柱として柱稽古に参加
    ⚠️何でも許せる方⚠️むいくんと付き合ってる(有一郎くんは知ってる)

    音柱様の柱稽古を終えて今日から霞柱邸での柱稽古。
    ガル子「おはようございます!!今日からお世話になる階級 戊のガル田ガル子です。ご指導お願いします!!」
    双子の霞柱様にご挨拶をする。
    むい「おはよう。うん、よろしく。頑張ろうね」
    ゆう「おはよう。お、気合い入ってんな。よろしく」
    2人に挨拶すると道場に案内された。

    そこではすでにたくさんの隊士が来ていて挨拶を交わしてから柱稽古を開始する。
    高速移動の訓練は着いて行くのがやっとで何度も竹刀を落としてしまう。
    そんな時に階級が上(甲)の隊士のモブ谷さんとの打ち合いの時に足を思いっきり捻ってしまった。
    モブ谷「あぁ……ガル田さんごめんね?大丈夫?足冷やしに行こう?」
    ガル子「大丈夫です。続きお願いします……」
    もう一度、モブ谷さんと向き合い続きをやろうとしたら霞柱様(弟)に一旦その打ち合いを止められた。
    むい「待って!!ガル田さん足見せて?」
    素直に足を見せると一呼吸入れて私の腕を霞柱様の肩に回した。
    むい「これちょっと冷やさないとだから、兄さんモブ谷さんとの手合わせお願いしていい?」
    ゆう「了解。モブ谷さんよろしく」
    モブ谷「あ、はいお願いします。」

    むい「全く……無理するから。」
    ガル子「ごめんなさい……。」
    道場の裏で桶に水を張って捻った足を浸けて冷やす。
    むい「柱稽古頑張ってくれるのはいいけど、しばらく安静にしてないとダメだからね?」
    ガル子「うん……。」
    稽古中は厳しいけど、彼の優しい声と笑顔に頷いた。

    ──終わり──

    +28

    -5

  • 12066. 匿名 2024/05/05(日) 00:07:21 

    >>2086柱稽古(の後)🍃
    ⚠️解釈違い⚠️趣味

    うるせェ。喋んな。大人しくしてろ。
    わざと低い声色で言うと、アイツはびくりと肩を揺らして固まった。

    苛々していた。
    何が、なんて説明したくもねェ。
    色々ウザったくて、全てがどうでもよくて、何もかもがどうにもならなかった。
    隊士が帰って静けさが際立つことにすら苛ついていると、屋敷の奥からぱたぱたと軽快な足音が近づいてきた。
    「あ、実弥!稽古お疲れ様。もう皆帰ったの?」
    ほわほわとしたその笑顔にいつもなら力が抜ける所だが、どうしたモンか今は妙に癪に障る。
    「稽古の時すごい音してたけど、あれが噂の竈門炭治郎くんでしょ。もう1人は確か岩柱様のとこの子よね、竈門くんとお友達なのかな」
    ……答えを求めた問いじゃないことは分かってる。だから黙っていた。
    あァ、苛々する。

    疲れたでしょ、お茶でも飲もうか、と鼻歌交じりに背を向けたその腕を取り上げて、有無を言わさず引っ張って奥の座敷へ放り込む。
    「え?ちょっ、ど、どうしたの?」戸惑いを滲ませた声に罪悪感が首をもたげかけたが、今日ばかりは身体の反応がそれを抑え込んだ。
    「うるせェ。喋んな。大人しくしてろ」
    いつもより無遠慮に着物を乱したところでようやく俺の機嫌が悪い事に思い至ったらしく、体を強張らせたアイツは頭上に疑問符をいくつも浮かべながら、それでも最後の矜持を示さんとばかりに俺の肩に手を当ててぐぐっと押し返してきた。
    「さ、実弥、無理矢理はしない主義じゃなかったっけ?」
    「はン、どうせこれから無理矢理じゃなくなっから問題ねェだろ」
    「は!?なにその言い訳。私やだよ、第一まだお風呂にも入ってな…「あークソ、ゴチャゴチャうるせェ」
    面倒くさくなって口を塞いだ。意地を張って固く引き結んだ唇をこじ開けて歯列をなぞる。ばたばたと暴れる両手はひとまとめに掴んで頭上に押さえつける。空いたもう片方の手で顎を掴んで口を開けさせた瞬間、ガリっと下唇に痛みが走った。
    「! 痛ッ…てェ」
    唇を拭った指先に赤い血。噛みやがった、コイツ。
    半身を起こしたところをぎろ、と睨みつけると、威勢のいい行動とは裏腹にその顔は申し訳無さそうに歪んでいた。
    が、それも一瞬。
    俺の視線を受け止めて、アイツは怒ったように睨み返してくる。
    「…そォか、いい度胸だ」
    生来、血の気の多い性質だから、そんなふうに煽られればそりゃあ気が乗るってもんだ。
    無理矢理はその通り、俺の趣味じゃねェが…
    悪戯には仕置きが必要だろ、なァ?

    +30

    -11