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2019. 匿名 2024/04/15(月) 13:51:36
>>593【マニアックお題】 春霖+23
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2029. 匿名 2024/04/15(月) 14:09:10
>>2019
わあ調べてみたら素敵な言葉
アンカー⚓️させてください+13
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3424. 匿名 2024/04/17(水) 22:25:51
>>2019 お題
祈りの夜
夜明けと共に雨戸を開き
春霖で霞む景色の先に
無事な姿の貴方を乞う
+23
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3997. 匿名 2024/04/19(金) 10:05:38
>>3968 風光る②
>>2019お題「春霖」
駅から学校までの都会の喧騒を遮断するかの様に、キメツ美術予備校の分厚いガラスのドアを押すと、しんとした静かなエントランスが広がる
休みの日と言う事もあり、エントランスには人気が無い、壁には生徒の絵画作品がいくつか飾られている
バイト先に現れたデカい女、愈史郎は彼女と今日ここで待ち合わせをしている
(コイツを描こう)カレーを食べ終わった女を見て思いつき、会計の際に声をかけた
「謝礼ももちろんお支払い致します、日程も貴女様のご都合で決めていただいて構いません」平身低頭でお願いする、怪しまれない様に学生証も提示した
「いいですよ」と大女はすんなり了承してくれた
「ありがとうございます!」愈史郎は目を見開いて謝礼を述べる
「では申し訳ありませんが、貴女様のご連絡先とお名前を教えて頂けますか」
「電話番号は×××の〜」
愈史郎はメモをする
「名前はガルティエンヌ」
「はい?」
思わず聞き返す
「ガルティエンヌと申します」
「はい…」
異国の女なのか?イヤ、ボサボサ髪の下に垣間見れる顔はのっぺりとしていてどう見ても日本人である、愈史郎は頭をぐるぐるさせながら手元のメモに「ガルティエンヌさん」と記載する
と言う訳で今エントランスでガルティエンヌを待っているのである
やはりおかしな奴だった、しかし被写体としてはとても素晴らしい、女がイカれていればいる程良い作品が出来そうな気がする
「しかし遅いな、アイツ」
約束の時間から10分ほど過ぎている
壁にかけられている作品に視線を移すとふと一つの大きなキャンパスに目が行く
愈史郎はその絵の前に立つ
上層から白、水色と色が変わっていき下層は黄緑とピンクのグラデーションになっており、よく見ると無数の白の斜線がキャンバス全体に散りばめられている
愈史郎はこの絵の前で目を瞑る
しとしとと葉桜の上に降り注ぐ霧雨の情景を思い浮かべながらゆっくりと息を吸う
目を開けてタイトルを見る「春霖」と記載されていた、絵の下の方にAosakiとサインがしてある
愈史郎はこの絵が好きだった、色合いは明るく美しいが悲しみも伝わってくる不思議な絵だった
「山本くんお待たせしました」後ろからポンッと肩を叩かれて振り向く
「ガル美様…先生!」
「これ教室の鍵、ここにいるかなと思って持って来ました」
ありがとうございます、と愈史郎はポウッとなりながら返事をする
「この絵、良いわよね」ガル美は愈史郎の後ろから絵を覗き込んだ
「はい、何だか絵に吸い込まれる様な不思議な魅力がありますよね」
愈史郎が相槌を打つと
「人を惹きつける絵ってデッサンの上手い下手だけではないのよね」
ガル美の言葉に愈史郎は自分の事を言われている様で少し胸が痛む
「青崎さん、この方ねガル藝大を首席で合格したのよ」
「…っ!!ガル藝大を」+27
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17253. 匿名 2024/05/12(日) 14:03:42
>>13082
ぼちぼちお題出しました。
こんなあれこれをつかってなにか作れたらいいなと思いながら自分では作れずにいます。
考えてくださった方、答えてくださった方をはじめ、皆さまありがとうございました。
出したお題:
>>1214花篝、>>1459春の初めの歌枕、>>2019春霖、>>2819都都逸、>>3665残花、>>4045花心はなごころ、>>5647コップの水が溢れるさいごの一滴、>>7027マザール・ウ・ブラッハ、>>7598任意の点P、>>8092後火あとび、>>9361冷やし中華はじめました、>>11221すしのこポテチ、>>13704忘れようとしても思い出せない、>>14997見ばや見えばや+25
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