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1947. 匿名 2024/04/15(月) 11:31:11
>>1935
「姫と従者冨岡」〜後日譚〜2
その時、さああっと心地好い風が吹いて桜の花びらが舞った
そのうちのひとひらの花びらが冨岡の鼻の頭に乗った
それがあまりに可愛らしくて
思わずクスクス笑ってしまった
「冨岡!こんな所に花びらが着いてるわ」
指先でその花びらを取ろうとしたその時
不意に手首を掴まれた
「…義勇…と、お呼び下さい」
真剣な眼差しに瞳まで捉えられてしまった
「…ぎ、ぎ…ゆう…」
ぎこちなく唇を動かすと
彼の眼差しは一瞬はっとした後に和らいで
自分の名前を呼んだその唇に優しく指で触れた──
そして耳元で甘く姫の名前を囁いた
二人は強く抱き合うと互いの名前をうわ言のように何度も何度も呼び合った
この桜の季節を二人は死ぬまで忘れないだろう──
🌸終🌸
+30
-8
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1954. 匿名 2024/04/15(月) 11:57:03
>>1947
身分違いの二人の逃亡後のお話と
名前の呼び方のお題で浮かびました☺
姫の名前はあえて伏せました
ご自分の名前で妄想して下さいませ💕+16
-2
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1976. 匿名 2024/04/15(月) 12:36:59
>>1947
姫と従者が夫婦になってぎこちなく名前を呼び合う…。はあ〜、キュンです💙
この2人が穏やかに暮らしていけますように✨+22
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1979. 匿名 2024/04/15(月) 12:39:13
>>1947
貴女の書く🌊物語が大好きなので続きが読めて幸せでした 名前も好きにつけて楽しみます☺💘ありがとう+21
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10937. 匿名 2024/05/02(木) 22:22:05
>>1947
気づかなくて、オススメから来ました☺️🌊読めてよかったぁ🫶
前パートのも読めてないので、読んできます♡大好きな設定でキュンキュンします!+19
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