ガールズちゃんねる
  • 1763. 匿名 2024/04/14(日) 21:46:59 

    >>1205
    実弥先輩🍃と不適切なガル子📚

    ⚠️不適切⚠️ガル子癖強
    ⚠️解釈違い⚠️己趣味全振
    ⚠️他マンガ他ドラマネタ有

    第二話
    私ガル山ガル子2X歳。派遣切りにあってその後働いていたメイドカフェはクビになり、今は先輩と同棲しながら花嫁修行をしている。いわゆる職業家事手伝いというやつだ。
    今の時代にそぐわないって?時代時代、時代時代ってうっせぇわ!多様性の時代っていうなら家事手伝いだってなんだっていいじゃない!!

    修行は困難を極めている。アルミホイルをラップ代わりにして電子レンジを使ってはいけないということを最近先輩に教えられた。
    先輩は私の家事に激しい無限ツッコミを入れてくる。熾烈な花嫁修行…花嫁柱稽古編はまだまだ始まったばかりなのだ。

    「ガル子ちゃん大丈夫か?豚肉と牛肉の見分けはつくようになったんだから次は鶏肉のもも肉とむね肉の見分けがつくようにならないとなァ」
    「鶏肉は鶏肉でしょうがぁ!唐揚げにしてしまえばみんな同じです!!先輩の稽古は厳しすぎます!」
    「そういうことはなァ、揚げ物作れるようになってから言うんだなァ…!バカがァ!(愛の暴言)ほら、まずはフライヤーに油入れるところから練習だァ」
    「ひいぃ~!揚げ物怖いー!オムライスにケチャップでお絵描きするだけの人生がよかった!」

    自分の家事能力の低さが憎たらしい。私はなんてダメ人間なんだろう。今の時代、家事育児をこなし旦那をおだててイクメンに育て上げ社会進出しつつも時間内に業務を終わらせ部下をフォローしつつ定時上がりし、子供関係の役員や親戚近所づきあいもこなすウルトラハイパーキャリアウーマンだっているっていうのに。
    私は何一つ持ち合わせていない。持たざる者。ポジティブシンキングと寝たら嫌なことは忘れる能力が取り柄なのにその才能さえも打ち砕かれようとしている。
    私は頭を抱えてフローリングに突っ伏してそのまま動けなくなってしまった。

    「…ガル子ちゃん?すまねェ。言いすぎたか?稽古疲れたよな。たまには息抜きも必要だよな。よかっから気晴らしに今度の俺の休みに映画でも見に行くかァ?」

    …気晴らし?…映画?確かにずっと家にいてゴロゴロしながらネト〇リ&アマ〇ラ三昧だけどたまにはスクリーンで映画を見たい。いや、先輩と外でデートしたい。

    「行きたいです!何の映画見るんですか?」
    「ああ、俺たちが再会するきっかけになった漫画の実写映画だァ」

    「…漫画の…実写!!!!??」

    ​─────その時、ガル子の中で微かに鈍く…けれど確実に地雷に触れる寸前の音がした​───────

    続く

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  • 1774. 匿名 2024/04/14(日) 22:07:19 

    >>1763
    更新待ってました🤣
    第1話をコメントできない時間に読んで「何回チョメチョメ言うねん」って1人で突っ込んでたよwww
    脂肪が多いのがモモ肉だ!頑張れガル子😂

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  • 1784. 匿名 2024/04/14(日) 22:16:12 

    >>1763
    読んでます📚🍃

    +19

    -0

  • 2361. 匿名 2024/04/15(月) 22:23:36 

    >>1763
    実弥先輩🍃と不適切なガル子📚

    ⚠️不適切⚠️己趣味全振
    ⚠️他マンガ他映画ネタ有
    ⚠️ガル子が癖強&偏見の持ち主
    (妄想の特性上ガル子が偏った考えを持っています)

    第三話
    私は漫画が好きだ。漫画好きガル子だ。いわゆる原作原理主義者。原作こそが神。原作者信者だ。
    漫画の実写化なんて地雷中の地雷。
    二次元で完成しているものをなぜ三次元にするのか理解しかねる。実写化なんて解釈違いだらけで想像しただけで胸が苦しくなる。
    私はその事で以前SNSを炎上させ、アカウントを失った経験がある。SNSは地雷原。どんなに自衛しようとも不意打ち攻撃を受けて精神を打ち砕かれる。そして私は気づいたのだ。SNSをやらないことが最大の自衛であると…。私は現実世界だけで強く生きていく。

    なのに…まさか…先輩が私の地雷に触れてくるなんて…こんなこと…ある!?

    だけど…実弥先輩はいつも私を正しい方に導いてくれた。新たな私の救世主。偏った考えを持っている私に新しい世界を教えてくれた。きっとこれは私が変わるチャンスなのだ。
    今こそ客観的に価値観の違いを受け入れ寛容になる時だ。
    ​─────その時、期待で胸を膨らませる私の前に光が差し、軽快で踊り出したくなる旋律が脳内で煩いぐらいに鳴り響く…

    「……ガル子ちゃん…?」

    =====================
    ===============
    ==========

    映画館の外に出た時、私は生まれ変わった。いや、新たな世界に再び誕生した。世界はこんなに美しいなんて…A whole new world!!!

    実写化最高ーーーぅ!

    これならラッコ鍋もスチェンカもバーニャ!!!も期待できる!!

    心と体が軽くなったみたい。Moderatoでもない、Adagioでもない、Andanteのテンポで決して焦ることなく軽快に、だけど確実に一歩ずつ映画館の階段を下りる。今だったら言える気がする。ずっと心の奥底に秘めていた私の願望。
    そう。言うのは今よ!

    「先輩!バーニャ!!!で体温上げたらいいじゃないですか!最近ずっと体温上げたい上げたい言ってますよね!?」

    「体温上げたい?言ってるっていうかガル子ちゃんに言わされてんだろ?…てか、バーニャ?って何だァ?」


    「!!??あんだってぇ!?」

    新世界に目覚めたばかりのガル子を奈落に突き落とすように突如浮上した先輩のにわか疑惑​─────!?

    続く
    (ア、ホールニューネタ被りすみません!
    コメントありがとうございます!!💃)

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