-
1602. 匿名 2024/04/14(日) 18:39:32
>>1260
心の隙間お埋めします
第五話
翌日仕事が終わると最寄り駅まで後藤さんが迎えに来てくれていた『お世話になります』「ガル子さんおかえりなさい!いつもこんなに遅いんですか?」『なかなかブラックな会社なので…ふう…でも楽しい時間が過ごせると思うと頑張れました』「みんな張り切って準備しているそうですよ」『えっ?みんなって⁈』「あれ?聞いてませんか?毎日何人かのメンバーが入れ替わりでサービスするって社長からのメールが届いているはずなんですけど…」慌ててスマホを見ると確かに届いていたが忙しくて見る余裕が無かったのだ
「ガル子さん着きましたよ また明日の朝にお会いしましょう おやすみなさい」後藤さんに見送られヒルズ内の高級ホテルのフロントに声をかける「おかえりなさいませガル子様 私コンシェルジュの悲鳴嶼と申します ホテルでの困り事の際には何なりとお申し付けください」ガッチリ体型のその男性は見上げると首が痛くなる程背が高かった「お部屋に御案内致します こちらがスイートルーム専用のエレベーターです どうぞ」と案内され都会のビル群を一望できる景色を眺めながら上昇するが連日の疲労と睡眠不足が重なり(ヤバい…目が回りそう…)思わず目眩がしてフラッとした瞬間「大丈夫でしょうか?もしご迷惑でなければこのままお部屋までお運びしますね」
私、お姫様抱っこされてる‼︎すごくドキドキするけど穏やかな笑顔を近くで見れるこの角度最高‼︎癒されてすでに夢心地なんですけど〜‼︎「お待たせ致しました では私はここで失礼します ごゆっくりお過ごし下さいませ」ドアが開くとそこには3人の元気な若者達が待っていたのだった。+23
-7
-
1607. 匿名 2024/04/14(日) 18:52:49
>>1602
あんだってぇ!?👵
お悲鳴さま抱っこ!!!超絶うらやま…+21
-2
-
1648. 匿名 2024/04/14(日) 20:16:09
>>1602
心の隙間お埋めします
第六話
「ガル子さ〜ん!おかえりなさい‼︎」『た、ただいま』困惑しながらドアの付近で佇む私を見つめる若者達
「俺の名前は竈門炭治郎です‼︎今日はホテルの厨房をお借りして炭火で炊いたご飯とタラの芽と海老の天ぷらと鰻と高級玉露を用意しました」確かに美味しい香りがする…最近夕飯食べる事も無くそのまま寝ていたからきちんとしたご飯はありがたい
「はいはーい‼︎俺は我妻善逸です‼︎善くんってお呼びくださ〜い♡これはご挨拶の代わりの花冠です♡」綺麗な春の色とりどりの花で編み込まれた冠は疲れた身体をじんわりとほぐしていく
「俺様の名前は嘴平伊之助だ‼︎誰よりもお前を癒す自信があるから一番に立候補したぜ‼︎フハハハ‼︎手出してみろ‼︎俺の子分になった証の誓いのドングリだ‼︎」見たこともない大きさの艶々のどんぐりは宝石みたいにキラキラして私の掌に収まった
賑やかな食事なんて何年振りだろうか…みんなで囲むご飯は美味しいな…幸せな時間はあっという間に過ぎてそろそろ彼らは帰宅するそうだ つい寂しくなって泣いた私に「いつでも俺を呼んで下さいね…だってガル子さんは俺の一部だから」炭治郎くんが耳元でそっと囁いて小さい子をあやすように頭を撫でる 「ガル子さん‼︎今日から俺のお嫁さんになったら寂しくないよ!この胸に飛び込んでおいで‼︎」とハグをしながら頭ポンポンしてくれたのは善逸くん 「なんか良く分かんねえけどずっと側にいたいって初めて思ったのがお前だ…だから俺を選べよ」横を向いて恥ずかしそうに私の頭を抱き寄せたのは伊之助くん
初回からこんな盛り沢山な展開…やっぱり夢かもしれない…。+24
-5
削除すべき不適切なコメントとして通報しますか?
いいえ
通報する