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15397. 匿名 2024/05/10(金) 16:15:12
>>15390 ③
「何だ猫か」
教頭はホッとして戻る、昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴り2人は屋上から出て行った
「行ったか…」「うん、危なかったね有一郎兄さん」
モブ子2改め有一郎兄さんはガル子を見る
「お前、上手いな猫の声真似」
ガル子はえへへと頭を掻く
「貧乏で遊ぶものも家になかったから動物の声真似を家でずっとしていたの、動物が好きなんだ」
ガル子はワンワンッと犬の鳴き真似をした
「わあ、そっくり!」
無一郎が目を丸くする
「ヒヒィーン、ホーホケキョッ!ウッホウッホ!」
ゴリラに至っては動きも真似る事が出来る
無一郎と有一郎は再び見つめ合い頷いた
「コイツ、使えるかもな」
「うん、消そうかと思っていたけど」
「ぱぅぱぅぱぅ!」
ガル子は調子に乗ってフクロウテナガザルの鳴き真似を始めていた
「よし、お前は今日から俺たちの仲間になれ」
「そうだね、全てを知られてしまった以上…消すか僕たちの仲間になるか、奇妙な得意技もあるしバカ力もあるし」
2人が勝手に話を進めているのでガル子は焦って叫んだ
「待って、何言ってるの、嫌よスパイになるなんて私は!」
「もちろん謝礼も用意するよ」
無一郎がどさりと体操袋をガル子の目の前に置く、中には体操服では無くたくさんの札束が入っていた
「な、何なのこれは」
ガル子の顔が青ざめる、この人達何なの?普通じゃない
「何だよ、これじゃ足りないのか?」
有一郎の言葉にガル子はキッと2人を睨んだ
「大金なんて要らない、私は普通に学園生活を終えて真面目に働いて母と祖母に孝行したいの、あなた達の事は口外しない、信じて!」
それじゃあ!とくるりと振り返りダッシュでその場を去った
「アイツ、足もめちゃくちゃ早いな」
「うん、チンパンジーよりも早いね」
その時、無一郎のスマホが鳴った
「もしもし、うん父さん?ちょっと厄介な事になって…うんまあでも大丈夫、でこの学園にいるもう1人のスパイ仲間って…今屋上に来る?分かった…」
ダダダダッと廊下を走るガル子にすれ違った先生が声をかける
「コラー廊下はゆっくり歩けェ、あと昼休みはとっくに終わってんぞォ」
「す、すみません!恭吾先生」
「気をつけろォ」
そう言ってガル子に向かってニヤリと笑うと、振り返り屋上の方にゆっくりと歩いて行った──
華やかなキメ習院女子高で繰り広げられるガル子と時透家のスパイ大作戦withキョーゴ、闇の組織鬼舞辻グループとは、そして2人の美少年とガル子の関係はどうなっていくのか、謎の男恭吾の招待とは─?風呂敷を広げるだけ広げまくった書きたい所だけお題のお話でした!
どなたか次のトピで続きを他力本願寺🙏✨
+25
-4
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15407. 匿名 2024/05/10(金) 17:17:53
>>15397
恭梧先生!?+17
-3
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15441. 匿名 2024/05/10(金) 19:04:26
>>15397
外で読まなければ良かったwww
私の社会的信用返して😂
本願寺建ててみたいけど、材料が特殊過ぎるのよ🤣
あなたにしか書けないと思う。待ってる!+22
-3
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