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14748. 匿名 2024/05/09(木) 14:32:35
>>8702 お題 推しとショートケーキ
遅くなってしまった仕事帰りでも、スーパーが開いているのはありがたい。
本日誕生日である私は、デザートコーナーで苺のショートケーキを見つめていた。昔から誕生日と言えば苺のやつと決めている。このスーパーに置いてある商品は二個入りで、期限は今日中だ。…明日の朝ならギリいける?さすがの私でもこの時間に二個食べるのはキツい。でも食べたい。どうしても食べたい。…ケーキを菓子パン代わりと考えれば朝ご飯になるか…?
「がる子先生」
「!!あ、宇髄先生お疲れさまです」
「見かけたから声かけようと思ってたら、ここでずっと立ってるから。何やってんの?」
驚いた〜!そういえば宇髄先生もこのスーパーをよく使うって言ってたっけ。
「これを買おうか迷ってまして」
「ケーキか」
「私今日誕生日なんでどうしても食べたいんですけど、二個入りしか売ってなくて」
「ああ…そうだな、他にはなさそうだな」
「迷ったんですけど、買うことにしたんです」
「わかった、コレね」
「!あっそういう意味じゃなくて」
「いいからいいから。他は?何かある?」
そう言って宇髄先生は自分が持っていたカゴに、ショートケーキのパックを入れてしまった。
それぞれ会計を済ませて一緒にスーパーを出ると、同じ方向に家があるようで並んで歩く。
「何だかスミマセン…ありがとうございます」
「このくらい大したことないって。誕生日おめでとう」
「ありがとうございます」
「すっげぇ顔でケーキ見てたけど、ケーキ好きなの?」
「(すげぇ顔…!?)あっハイ、甘いもの好きで、誕生日は苺のショートって決めていて、今日どうしても食べたかったものですから」
「こだわってるな」
「店にこだわりはないんですけどね」
「ふーん、そうか。店にもこだわりがあったら、後日奢ろうと思ったんだけど」
「悪いですよ」
「こだわりがないなら、ショートケーキでなくても何か奢るよ。誕生日過ぎるけど」
「いいんです、今日買ってもらっちゃったし。コレが大切なんです」
私の妙なこだわりに宇髄先生が絡んできてるだけで充分だ。
私はそう思っていた。
しかし、宇髄先生はそう思っていなかった。
「俺がどうしてもそうしたいんだけど、一緒に出かけてくれる?」
買ってもらったショートケーキを食べようと、皿の上にのせる。あんなに食べたかったのに、すぐにはフォークを刺さずケーキを見つめてしまった。
自分でも何回か買ったことがあるこのケーキ、クリームにのってる苺がどこから見ても真っ赤で、まるで一粒の宝石みたいに初めて見えた。+27
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14749. 匿名 2024/05/09(木) 14:40:25
>>14748
言われたい(〃ω〃)♡♡ガル子ちゃんおめでとう🍰+24
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14751. 匿名 2024/05/09(木) 15:14:58
>>14748
サラッと買おうとしてくれるだけじゃなく他には?て聞いてくれるとこ、男前✨その日にグイグイ(きても大歓迎だけど)じゃなく、後日を提案してくれるとこも良い。ガル子先生、一緒に食べてない(よね?)のに宇髄先生の事考えちゃってるし🍰✨+20
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14760. 匿名 2024/05/09(木) 16:10:06
>>14748
ド派手に苺もケーキも輝いてる✨+19
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14762. 匿名 2024/05/09(木) 16:20:50
>>14748
キュンキュンが止まらぬ😳どうしてくれるんだ
最初の何やってんの?から好き。言われたい…+20
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14764. 匿名 2024/05/09(木) 16:35:18
>>14748
😍刺さった〜!!+16
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