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14595. 匿名 2024/05/09(木) 06:04:54
>>14594
⚠️解釈違い⚠️何でも許せる方向け⚠️外国語の会話はガル子の中で意訳されたものです
続・欧米岡君とガル子🌊㉒
「心を振るう言葉」
さっきまで無風だったのが、いつの間にが風が吹き抜けていく。周辺の木が、草花がざわめき立つ音が聞こえる。冨岡が立ち止まり顔を上げる。通り過ぎる風が肌に当たり心地の良い感触と、異国の自然の匂いを運んで来た。
こうやって、君と夜空を見上げるのは初めてだったかな。
彼が再び歩き出すと、ラジオから古い曲が流れてきた。
私「この曲…聴いたことがある」
「エルビスか」
私「知ってるの?」
「ああ。好きにならずにはいられない、だったかな。Can't Help Falling In Love」
私「へえ…」
ゆっくりとサビの部分が始まる
私「素敵なメロディだね。何て歌ってるの?」
「俺の手を取って…俺の人生も。恋に落ちずにはいられないから」
それは、私の心のどこかに響いてそれを振るった。
彼の背中から、歩み続ける彼に言う
「私の…手を取って
…私の人生も一緒に」
冨岡の靴音が響き渡る
「…俺でいいのか?」
「君がいい。君じゃなきゃ…」
そう言うと涙がこぼれ落ちた。彼の背中に顔を埋め、その涙がシャツを濡らした。
続く+25
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14597. 匿名 2024/05/09(木) 06:14:22
>>14595
ああっもうっ!キュンキュンする!!
なのにひとつ前の冨岡の「ワイルドだな、好きだ」って心の声にに爆笑してる😂
一年前からずっと見守って来たからエンディングが近づいてるのが寂しいけど、最後まで見届けたい!!私泣くかもしれないw+17
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14599. 匿名 2024/05/09(木) 06:14:51
>>14595
朝から読めて嬉しい!そしてついに…!+13
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14600. 匿名 2024/05/09(木) 06:14:53
>>14595
⚠️解釈違い⚠️何でも許せる方向け⚠️外国語の会話はガル子の中で意訳されたものです
続・欧米岡君とガル子🌊㉓
「星空の下の結婚式」
「座るか」
その言葉で私たちは草の上に座ってラジオをとめた。辺りの草木は月明かりに照らされ艶めいている。星屑が空一面に散らばる。こんなに沢山の星を見たことがなかった。良い夜だ。
隣に座る冨岡は草に手を伸ばし、プチプチと音を立てて何かをしていた。
心地良い風を感じながらしばらく星空を眺めていると、彼が言った
「ここで結婚しよう」
「え?」
月明かりに照らされた彼の目は優しく笑っている
「ここで…どうやって?」
「手を出して」
両手を差し出すと、左手を取った彼は花で作った指輪を私の薬指に嵌めた。そこに花が咲いたようだった
「わぁ!」
「俺のも嵌めてくれ」
そう言って差し出された緑の草の指輪を彼の薬指に嵌めた
互いの両手を握り合うと冨岡が言った
「永遠の愛を誓うか?」
「誓います」
「あなたは、永遠の愛を誓いますか?」
「誓います」
そして、1度キスを交わした。煌めく星たち…見つめ合う私たち…
その直後、彼が立ち上がった
「よし、行くぞ」
「えええ!!」
「なんだ」
「もう行くの?いや、余韻とか…」
「それは別の時にゆっくり浸ればいい」
そう言って笑う彼から差し伸べられた手を取り、私も立ち上がった
続く
(プラスやコメント、ありがとうございます。最終章が長くて🍊見え隠れ💦)
連投失礼しました。+25
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