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14551. 匿名 2024/05/09(木) 00:25:44
⚠️解釈違い
🐚匂わせあり
⚠️お館様と柱のがる子
⚠️何でも許せる方のみ
⚠️お館様は今より少し若く病状も少し落ち着いている設定。
──産屋敷邸にて
「がる子はこれが好きだね。」
私はお館様の膝に頭を乗せて赤子のように体を丸める。
この体勢でお館様の側にいるのが何よりも落ち着く。
「お館様。」
お館様の方へ顔を向ける。
「何かな?」
そう言いながら髪をさらっと撫でられる。
「もっと撫で撫でして欲しいです。」
「ふふふ、今日もがる子は甘えんぼだね。」
お館様の手が私の髪に触れる。
お館様の優しい声が、手が心地良い。
「がる子、他にして欲しいことはあるかな?」
「今はこれで充分すぎるほどです。」
「私はもっと欲しいものがあるんだ。」
「それは何ですか?」
「がる子がしてくれたら嬉しいけど…」
お館様の手が私の口元に触れると、私はお館様の方を見つめた。
「がる子に無理をさせたくないから、また今度にしようか。」
「私は平気ですよ。」
「私が嫌なんだよ。」
お館様の口元がそっと私のおでこに触れた。
「もうお休み、がる子。」
「お休みなさい。」
「また明日おいで。」
「はい。」
優しいゆらぎ声で私は眠りにつく。
終わり+24
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