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14145. 匿名 2024/05/08(水) 12:38:02
>>14059
⚠️己の趣味に全振りです
Genius そのさんじゅうに
ガルコにリアルで会えたことが更に研究に邁進する起爆剤になる
先行論文をたくさん読み、たくさん反応をしかける
学部4年生たちが「俺たちも修士になったら、時透さん並みに実験しなくちゃならないのか」「できる気がしない」「もはや不夜城の主」とおののきながら、口々に言う
「好きでしているだけだから、君たちに強制するものではないよ」
年末年始は実家に帰らず、修論を書き上げる
大学の近くの神社で『ガルコと会えますように』と『兄さんが国試合格しますように』と初詣で願った
無事に修論を書き上げ、卒業式を迎えた
首席で名前を呼ばれたのは兄だった
弟として誇らしい
先日国試に合格したと聞いている
兄も夢に向かって進んでいる
「兄さん卒業おめでとう。首席なんてさすが!」
「ありがとう。無一郎だって学部に続いて修士課程も首席じゃないか。博士課程でも頑張れよ。これからは研修だから、前ほど気にかけてやれないと思う。自分のことは自分で大切にするように」
「ありがとう兄さん。体を壊さないように気をつけるよ。そうだ来週アメリカに行ってくるよ」
「会いに?」
「そう」
「気をつけてな。楽しく過ごしてこいよ」
1週間後、国際空港行きの特急に乗車する
今まではガルコを見送るだけだったし、学部4年のときはガルコが一緒にいた
今回はひとりだ
飛行機も不安だけれど、何とかなる!+23
-6
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14270. 匿名 2024/05/08(水) 19:30:36
>>14145
むいくん飛行機ひとりで頑張って✈️+16
-1
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14394. 匿名 2024/05/08(水) 21:46:13
>>14145
⚠️己の趣味に全振りです 🐚?
Genius そのさんじゅうさん
南国の学会行きのフライトより長時間のフライトだったけれど、ガルコに会える楽しみが恐怖に勝った
空港にはガルコが迎えに来てくれているはず
到着ゲートから出てきて、ガルコを探す
当たり前だが、日本人の姿はない
「ガルコ?」
キョロキョロと辺りを見回す
ばだばたと走ってくる音が聞こえる
「むいくん!」
「ガルコ!」
「ようこそー!!」
「会いたかったー」
「来てくれてありがとう!」
ガルコがいまいる大学を案内してもらう
「綺麗なキャンパスだね。さすがに立て看はないね」
「立て看はキメ大だけだよー」
ラボも案内してもらう
最新鋭の設備が並び、研究者たちがそれぞれはたらいている
「ガルコもこの中にいるんだよね。かっこいい✨」
「全然かっこよくなんてないよ。まだまだ成果が出てないから」(小声)
一瞬ガルコの表情が曇ったように見えたのは気のせいか
「そうだ!スイーツ食べに行こうよ!美味しいお店があるんだよ」
「うん」
ガルコが案内してくれたのはチョコレートのお店
「うわぁ!たくさんのチョコがあるね。これは迷うね」
「うんいつも迷っちゃうんだよ」
時間をかけてじっくりと選んだチョコをガルコの部屋で食べはじめる
「うわぁ!口の中で溶けていったよ」
「とろけるとろける〜」
「ガルコが選んだチョコも食べたい」
ガルコが返事をするより先に動いていた
やわらかいガルコのくちびるにくちびるを重ねる
舌でやわらかくなったチョコをとらえる
「あまい」
「…っ」
真っ赤になっているガルコが可愛くてたまらない
「…もうっ」
「ガルコが好きだよ。大好きだよ」
会えない時間を埋めるように肌を重ねて、ガルコのぬくもりを受け止める
こたえてくれるガルコがたまらなく愛しい
「ガルコが大好き」+22
-5
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