ガールズちゃんねる
  • 14025. 匿名 2024/05/08(水) 00:59:57 

    >>12087
    ⚠️解釈違い⚠️何でも許せる方向け⚠️外国語の会話はガル子の中で意訳されたものです

    続・欧米岡君とガル子🌊⑲
    「迷子」

    次の日の朝、新品の派手Tシャツを着用した。現地民の装いに近付きたくてモールで買った夏服。冨岡は今日のコーデを見て「個性的だな」と言った。

    学校のクラスルームでは、昨日の子🤷が私の服装を見て「cool」と言った。Tシャツが褒められて嬉しいと思ったら

    🤷「そのパンツどこで買ったの?めっちゃcool!」
    Tシャツじゃなくてそっちか。冨岡が空港で選んでくれたジャージが褒められた。その後そのギャルはガムをくれた。ベリー系のすごく甘い香りがした。

    昨夜遅くまで起きていたためか、それとも時差が地味に体内時計に働いてきたのか、昼からは眠気との戦いだった。ランチも眠くて冨岡が何を食べていたのか覚えていない。

    放課後
    冨岡「ガル子、これからカフェでクラスメイトとの交流会があるんだが、行くか?」
    私「昨日行ったモールに行きたいんだ。買いたいものがあって」
    「俺も行く」
    私「いいよいいよ。あと2日間だし、せっかくだから交流会に行ってきなよ」
    「だが…」
    私「大丈夫、私もう大人だよ?バスでモールに行くだけだから」
    「わかった。5:30にモールの入口で待ち合わせだ。一緒に帰るぞ」
    私「了解!」

    それから、モールへの行き方を教えてくれた。
    「8番のバスに乗る。8番以外には乗るな」
    「車内では寝るな」
    この2つだけだった。この通りにすればモールに行けるはずだった。

    結果的に私は8番以外のバスに乗り、車内で寝てしまった。

    冨岡、ガイドブックに「道に迷いました。」「I'm lost.」って例文で書いてあるのだけど、これ使う人いるのかな?って思ってたの。そうしたら使う時が来たよ。I'm lost now.

    続く

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  • 14054. 匿名 2024/05/08(水) 05:44:03 

    >>14025
    ガル子の抜けっぷりに笑う😂

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  • 14293. 匿名 2024/05/08(水) 20:14:52 

    >>14025
    ⚠️解釈違い⚠️何でも許せる方向け⚠️外国語の会話はガル子の中で意訳されたものです

    続・欧米岡君とガル子🌊⑳
    「美しい自然の中を迷い歩く」

    ほんの1時間前、バス停にバスが来た。電子掲示板を一瞬確認すると8番に見えた。車内で座って窓の外を眺めていたら心地が良くいつの間にか眠ってしまった。

    ハッと起きたらバスは山の麓に向かっていて 、昨日のモール行きとは明らかに景色が違う。バスを降りてそれを見送ると、18番バスだった。

    「ここは…どこ…」
    どこまで来たか見当がつかないため、来た道を歩いて引き返すことにした。

    眼前に山があり標高が高いそこは、見晴らしが良くて景色が素晴らしかった。緩やかに下る道を歩きながら、しばらく自然の美しさに見入っていた。

    ふと思い出して、バッグから壊れかけのレディオを取り出した。オンにして局を探すと、今日も1局だけ電波を拾う。むしろそこ以外拾わないという清々しい壊れかけっぷり。音楽が流れるそれをバッグに下げて歩き続けた。

    30分後 「I shake it off, I shake it off, I, I, I shake it off, I shake it off, フフッフ〜♪」ラジオの曲と一緒に歌う。

    1時間後 「……………」ポケットに入っていたガムを食べる。ベリー系の香りに包まれる。

    2時間後 ラジオを付けっぱなしで2時間ずっと歩きっぱなし。左右には牧場が続いて一向に景色が変わらない。

    日が暮れ来てきたな、今何時だろう。
    「……冨岡……お腹空いたよぅ……」


    その時、ほとんど車が通らない車道の遠くからエンジン音が聞こえて来た。

    「…ル子ー!…」
    トラクターの大きなエンジン音に混ざり聞こえる微かな声。それが近付いてくるとはっきりと聞こえた

    「ガル子ー!!」
    トラクターの後部から身を乗り出した冨岡が手を降っている。夕陽に照らされたその姿に、大学2年の桜色のキャンパスで再会した時の姿が重なった。長い時間会えなかった気持ちになる。たった数時間離れていただけなのに。

    「ガル子ー!」
    トラクターが止まり、後部から飛び降りた彼が走り出す

    「冨岡ー!」
    手を広げ、走って来る彼を受け止めた。きつくハグする私たちへ、トラクターのおじさんが指笛を吹き、拍手を送った。

    続く

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