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1299. 匿名 2024/04/13(土) 23:58:15
眠りたくなくて、ソファの上でダラダラとスマホをいじっているとサイドテーブルにマグカップが置かれた。
「これ飲んだら寝ろよ、そうしてたって解決するわけじゃねーんだからさ」
顔を上げると、有一郎がニコリともせずに言う。
「…はい」
私は気がかりなことがある時、寝るのを後ろ倒しにする癖がある。有一郎にはバレているのだろう。
置かれたマグカップに口をつける。ホットミルクかと思ったが、ほんのり茶葉の香りと甘さが広がった。
「…これ、なに?」
「ホットミルクにほうじ茶とハチミツちょっと入れた、どう?」
「…おいしい」
私の返答に有一郎が口元だけでかすかに微笑む。
「なんか眠たくなってきたかも」
「良かったじゃん」
「…うん」
と、返答しつつもまだソファの上から動かない私に有一郎が首を捻る。
「まだなんかあんの?」
「有一郎、一緒に寝れる?」
「そうしたら寝れんの?」
「…うーん」
「お前さ、考えすぎ。まだ始まったばっかりだろ?今からそんなんじゃ、体持たないぞ」
「…うん、そうだよね」
「有一郎」
「なんだよ」
「すき」
「ありがと、俺も。あと早く寝ろ」
「「おやすみ」」
💤+27
-6
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1302. 匿名 2024/04/14(日) 00:02:53
>>1299
私も眠りたくなくてソファの上でダラダラとスマホをいじっているんだけど、この有一郎くん来ないかなぁ〜😇+24
-4
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1303. 匿名 2024/04/14(日) 00:04:38
>>1299
うおぉ…今冒頭のガル子みたいな状況に陥ってたから、めちゃくちゃ刺さった💘!!!
有一郎くんのさりげない且つ寄り添ってくれる優しさ素敵すぎる✨
私も自分でホットミルク作って飲んでから寝ようかなw
あと「すき」に対して「ありがと。俺も」ってめっちゃいいね😍!!+25
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2847. 匿名 2024/04/16(火) 23:18:48
>>1299 からほんのり続く
>>1224 1人にしないで
私は今日もなんだか眠りたくなくて、ソファの上でスマホを眺めていた。すると、リビングの扉が開き、先に寝室に行ったはずの有一郎が不満げな顔で入ってきた。
「なぁ、まだ寝ないの?」
そう言いながら、キッチンでお湯を沸かし始める。
「だって、この子の恋の行方が気になるんだもん…この後、続き来るかもって思ったら寝れなくてさ…」
と言うと、
「お前さ、人の恋路より自分のこと気にしろよな」と呆れ顔で言われた。
「…自分の?」
「そ、お前がスマホばっかり見てるうちに俺が他の子と仲良くなるかもとか思わねーの?」
「…うーん、思わないかな」
「は?」
「だって有一郎は私のこと大好きじゃん」
「…よく自分でそんなこと言えるな」
「えーー違うの?」
「そうだけど…」
「そうだけど、あんまり俺のこと1人にすんな、つまんないだろ」
温かい飲み物が注がれたマグカップを受け取りながらニコニコと見上げると、有一郎は眉根を寄せてそっぽを向いてしまった。
でも照れた時にその顔をするって私はよく知っている。素直じゃないけど素直なところがすき。
「それ飲んだら寝るぞ」
「はーい」
「今日はなに?」
マグカップからは、湯気にのってほんのり優しい甘い香りがする。
「睡眠に良いっておすすめされたハーブティー。なんだっけ…あ、これこれ」
有一郎に渡された箱のパッケージを見て私は絶句した。
「…え、これ余計寝れなくなったりしない?」
「カモミール、ラベンダー、リコリスとかリラックスに良いハーブが入ってるみたいだけど…」
「……ふぅーーーん」
「どうした?」
「ナンデモナイヨ」
「「おやすみ」」
ゴクリッ( ˘ω˘ ) スヤァ…+24
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