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1214. 匿名 2024/04/13(土) 22:22:16
>>593【マニアックお題】 花篝+17
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4361. 匿名 2024/04/19(金) 23:18:53
>>544(歌お題)>>1214(マニアックお題:花篝)
⚠️解釈違い⚠️何でも許せる方向け⚠️見切り発車・長文
春を愛する人
第一話
夜桜を照らす花篝(はなかがり)が門扉で対になって幻想的な雰囲気を醸し出す 私はその場に立ち尽くし入る勇気が出ないまま時間だけが刻一刻と過ぎていく
事の発端は1ヶ月前に遡る
【ガールズちゃんねる運営事務局です この度DM機能が実装されました 投稿者様同士でご自由にメッセージのやり取りをする事が可能になり更にお楽しみ頂けます】
[彼トピ同窓会を開催します‼︎参加者大募集‼︎]
企画柱の方が発案してくれたメッセージを見て参加希望のDMを送ったのだが指定された場所は超有名な産屋敷財閥の経営する高級料亭だった すると私の横を沢山のぬいぐるみを両手に抱えた人や勇者の剣にドラゴンが巻き付くデザインのキーホルダーをバッグに沢山付けた人やエジプトの神様や鳥獣戯画、梨の妖精のピアスをつけた女性達が嬉しそうな笑顔で足早に通り過ぎていく(私も早く行かなきゃ‼︎)カバンの中の小さな推しの人形に力を貸してもらい気合いを入れて門をくぐった
参加者はまず入り口でトラブル防止の為の身分証、なりすまし防止の為スマホやタブレット端末やPCなどの彼トピ参加の履歴を担当者に確認してもらう手順になっていてこの会についてSNSなどに一切投稿しないと書かれた誓約書にサインして順路を進むと鬼滅メンズ達のサイン入り等身大パネルが多数展示されておりみんな夢中で写真を撮っている長い通路を経てようやく会場に辿り着いた。
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10464. 匿名 2024/05/01(水) 23:13:03
>>1214花篝
>>4162もう少しだけ一緒にいたい
>>657推しと夜更かし
>>1224ひとりにしないで
⚠️プラトニックのつもりですが、どちら解釈でも良いので🐚つけておきます
>>10311
「春の夜の夢」 第六話
夫婦とみなされることを受け入れてしまってからは、格段に過ごしやすくなった。私の方は返事をするたびに頬に熱が上がってくるけれど、伊黒さんは声をかけられても「ありがとう」とさらりと受け流していた。そして、ゆでだこのようになっている私を見て笑っている。私はどんな理由でも伊黒さんが笑っているのが嬉しかった。
昼の混雑を避けて、私たちは陽が落ちてから外に出た。宿からほど近いところに桜の名所があるらしい。道の左右に篝火が焚かれ、桜が白く浮かび上がっている。先はどこまでも続いていて終わりが見えない。幽玄なその雰囲気は、足を踏み入れるのを躊躇わせた。
「桜は静かに準備をして、一気に咲き誇って花を散らす。見事なものだ」
伊黒さんの声を聞きながら見つめる先で、花は惜しみなく花びらを散らしていて、怖いくらい綺麗だった。
台帳にあのように書いたから当然といえば当然だが、部屋に二組ぴったりと敷かれた夜具には面食らってしまった。
こんな距離で寝られるわけがない。
「あの……あまりお見苦しい寝姿をお見せするわけにいかないので、私は隣で寝ます」
慌てて隣の間に移動させようと布団にかけた手を、そっと制された。
「俺は全然気にしないが」
「いえ、私が気にしますので」
「言い換えよう。俺がきみにいて欲しいんだ」
伊黒さんに見つめられると強く反論できない。
重なった手を握り直された。
浴衣の袖からのぞく手首が骨っぽい。すぐ隣から石鹸の良い匂いと熱を感じる。
「でも……」
「一人にしないで欲しいと言っても?」
畳み掛けるような言葉に胸が詰まった。
「……そんなこと言うの、ずるいです」
私の方が言いたい。
一人にしないで……
一人にしないで……
一人にしないで……
私を置いていかないで。
伊黒さんに会えなくなってから、何度声に出したか分からない。
気づいたら伊黒さんの胸に引き寄せられていた。
「君は我慢しすぎだ」
優しく背中にまわされた腕も、硬い胸板も、腕にサラサラ触れる髪も全部が愛しくて、幸せで泣きたくなった。
以前はあんなに夜明けを待ち侘びていたのに、朝が来なければいいと思った。
翌朝、目が覚めて起きあがろうとしたら、腰に回された腕が私を布団の中に連れ戻し、掠れた声が耳に響いた。
「もう少し……もう少しだけ一緒にいたい」
続く
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12213. 匿名 2024/05/05(日) 12:27:42
>>1214 花篝、>>1925 あのお話しの続き
⚠解釈 ☀さん
⚠12か13で書いたスーラの絵をモチーフにした話の続き。
緊張した面持ちの彼が差し出した手を、私はためらうことなく取った。
彼の体温が、指先から体中に広がっていく。初めての感覚に、心臓が飛び跳ねた。
正直、桜どころではない。
なんとなくいつもの流れで行った喫茶店でも、大好きなサンドイッチの味が分からなかった。
伝票を掴もうと同時に伸ばした手が不意に触れた。
鈍い音を立てて床に落ちた伝票を拾おうとして、再び手が触れる。ドギマギしながら顔を上げたら、眼の前に彼の顔があった。
テーブルとテーブルの隙間の狭い空間で、私達は互いを見つめ合いながら指を絡ませた。
この1年毎週のように辿った私の家までの道程だが、今日はやけに足並みが鈍る。
公園の横を通りかかった時、川の周りに灯りが燈されているのが見えた。
「寄っていかないか?」
彼の言葉に、私は頷いた。
公園の中は、篝火によって今朝とは異なった幻想的な光景が広がっている。
はらはらと舞う花弁が炎に飛び込む様子が、愛する人の胸に飛び込む乙女に見えるのは、今私が恋の真っ只中に居るからだろう。
私達の馴れ初めのベンチには、雨粒ではなく花弁が敷き詰められていた。ピンクの絨毯を脇に寄せる彼の横顔を、炎が照らす。
何故か胸がギュッとなった。
この人に触れたいと、強く思った。
「寒い」
私がそう言うと、彼は私の肩をそっと抱き寄せた。
途端に、周囲の喧騒がスゥーッと消える。
私達は、静かに寄り添っていた。
パチパチ爆ぜる薪の音が消えるまで。
おしまい
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17253. 匿名 2024/05/12(日) 14:03:42
>>13082
ぼちぼちお題出しました。
こんなあれこれをつかってなにか作れたらいいなと思いながら自分では作れずにいます。
考えてくださった方、答えてくださった方をはじめ、皆さまありがとうございました。
出したお題:
>>1214花篝、>>1459春の初めの歌枕、>>2019春霖、>>2819都都逸、>>3665残花、>>4045花心はなごころ、>>5647コップの水が溢れるさいごの一滴、>>7027マザール・ウ・ブラッハ、>>7598任意の点P、>>8092後火あとび、>>9361冷やし中華はじめました、>>11221すしのこポテチ、>>13704忘れようとしても思い出せない、>>14997見ばや見えばや+25
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